京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

ベトナムの・・

2024-10-26 15:22:34 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、ちょっと面白いものをご紹介。

今年の夏過ぎに、
ベトナムへと行っていたフクシャチョ-。
何やら、向うから自分あてに送った荷物を開けて
ゴゾゴソ。。写真をぱちぱち。
何を撮っているのだろうか・・?





これは・・!
ベトナムのお弁当箱!!
陶器バージョン!

しかも、面白いのは、
呉須(青い下絵の具)で蟹の絵が描いてあること。
ナミナミの線だから、パッと見た時には、
何か描かれているのかわかりませんでした(笑)


蓋はお花の絵ですしね。


しっかりした作り。
おもしろい~。
彼は、お茶会で主菓子を入れて出そうかと
いうておりました。
面白いですよね~!
いわゆる「見立て(みたて)」というやつかな?
そもそもの用途は違うけれども、
別の用途を持たせて活かす使い方。

『千利休が独自のすぐれた美意識によって
道具類の形を定めたり、
本来茶の湯の道具でなかった品々を
茶の湯の道具として見立てて、
茶の湯の世界に取り込む工夫をしました。

「物を本来のあるべき姿ではなく、
別の物として見る」という物の見方で、
本来は漢詩や和歌の技法からきた
文芸の用語

利休は、この文芸の精神であった
「見立て」の心を大いに生かして、
日常の生活用品を茶道具に採り入れました。』

大雑把にいえば、遊び心。かな?

でも、、カニだし、呉須(青色)だし、
海っぽい連想で夏しか使えないか・・?
いや、冬のカニ鍋の季節や(12~2月?)、
ワタリガニの産卵の季節(6~7月)

・・使い方次第ではいつでも行ける!
多分!!(笑)
そのお席での話題の持って行き方で
何とかなるでしょう!
(大雑把な太鼓判)

いつか、ベトナムに行って、本場で
この形のお弁当箱で
何かお食事のサービス、もしくは
日常使いで提供されたいです。
そして買って帰りたい。
陶器のは、棒を通す部分をすぐ割りそうなので
出来たら、割れない素材で。
(陶器屋のくせにぃ。。)

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大人遠足(醤油つくり本番) | トップ | 醤油つくり・最終話 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

気になるコト」カテゴリの最新記事