京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

道具作り

2023-05-02 15:19:09 | お手伝い
こんんちは
こんにちは。
今日は、新人ちゃんが窯で使う道具を
作っていましたよというお話です。


我々が「とちん」と呼ぶ道具。
何でとちんかって?
『トチンとは窯詰の時に使う焼台のことです。
陶磁器を乗せる枕(まくら)という意味の
「陶枕:とうちん」から来ており、
土台という意味から「土地:トチ」という字を
あてている窯元もあります。』

へー。(笑)


見本として置いてあります。
奥側のペッタンコの道具が
作品を乗せるうえ面です。
手前の道具は、削る形チェックのため
ひっくり返して置いてあります。

少しの高さの差で、窯に入れる時に
丁度いい! や、
ちょっとが高すぎる・・!次に使お・・
となります。特に、登り窯の時は、
先に棚を組んでその間に
道具で高さを出した茶碗を入れ、
高低差を付けて詰めるので、
少しの差で次にしよ・・となりがちです。

昨日の御本手窯詰めでも、
皿を入れるのに活躍してくれました。
ペッタンコのお皿をたくさん入れたいときに
道具で台をグイッと上げることにより、
その下に、上から見ると重なるように
皿が置けて、結果、沢山入ります。
意味わかる?
写真があったかな・・?


こんな感じに上げ下げします。
縁の下の力持ち。
無くてはならない道具たち。
これからも使わせてもらうね!

そんなところで、新人ちゃんが作ってくれた
新しい道具たちはとっても重宝しています。
というおはなしでした。

作るの難しいかって?
んー、、簡単ではないかな。
高さと大きさをそろえなきゃいけないし、
作品が乗るところは、綺麗なペッタンコが
条件だし。足もガタガタしたらダメだし。

(これから中央に穴をあけます)

・・・難しいジャン(笑)
大切に使いますです。はい。

また明日。
Please stay healthy and stay safe
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