社内ベンチャーとはつくづく侘しい存在だ。
運営側の視点、そのメリットはなんと言っても、親会社のブランド活用、サポートがあることだろう。
スタート時は大きなメリット。
そしてメリットの裏返しの「制約」が最大のデメリット。
所詮、既存の制度・考え方の中で新しい事を行う不自由さ。
ゴムボール野球をプロ野球ルールで行うようなもの。
成長期には大きなデメリット。
つまり会社の設立は容易だが、事業運営は難儀する。
はじめは易しいが、継続が難しい。そして成功するにつれ大きなジレンマが生じる。
成功しても「親会社のおかげ」、失敗すれば「おまえのせい」。誰にも認められない。
成功しても「報酬は変わらない」。失敗すれば「失敗者の烙印」。報われることもない。
はじめの一歩のサポートを得たことの代償は「成長するほど」年々大きくなっていく。
この誰からも認められない苦しい矛盾だらけのなかで、自分たちの存在意義は何なのか?ずっと考え続けている。
自分だけでなくジョインしてくれた仲間たちの為にも、ここ数年その存在意義を明確にしたいと考え続けてきた。
④に続く・・