やってみせて・・・・・・・させてみて・・・・・・・と続く歌があります。
パソコンの操作も、やってみせると早く呑み込んでもらえそうな人にはそうします。
それが失敗とまではいかなくても、しっくりこないことがあります。
マウス操作は範囲指定で2回と貼り付け先指定で1回、あとはキー操作4~5回という、簡単なコピペ操作をまずやって見せます。
何をしているのかわからないのではだめなので、1回ごとに呼称しながら進めていくと、あわててペンを取り上げて書き始めます。
書き留める場所がノートでなくばらばらの、試し印刷のカスのような紙の場合もあります。
初めに手の行ったところがメモの出発点で、余白の尽きた所から次に別の余白を探してそこに移ります。
何をどこに書いたのか、当人もわからないでしょう。
次はさせてみての番なので、自分でやってもらいます。
コピーを取る範囲をここからここまでと示して、「どうぞ」と言っても動き出しません。
「範囲の先頭のところをクリック、それから・・・・・」と言っても、なかなか進みません。
書いたメモは、紙に文字を載せておいただけで、見ようともしません。
メモ好きの人が ∵ メモを取るのか、気づきました。
覚えるためでも、あとから見て思い出すためでもなく、別の理由があったのです。
わからない、むずかしいと思う気持を静めるため、自分を落ち着かせるためだったのです。