パスワードを忘れて困らないためには、忘れにくい決め方をしておけばよいのです。
それにもうひとつ、もし記憶があやしくなっても自分だけが思い出せる関連語をつくっておいて、脳のバックアップをさせるとよさそうです。
個人で使うパスワードの忘れにくい決め方とは、自分にしか意味のわからないように決めるということです。
誰にも相談せずに決めることが肝心で、ひとに決めてもらうのはいちばんヘボな手です。
生年月日や住所などは最悪です。
自分にしかわからないことには、たとえば、何台か乗り換えたマイカーの最初に手に入れたナンバーというのもあります。
クルマが変わればもうだれにもわかりません。
家族や知人が覚えていたとしても、それをパスワードにしていることを秘密にしておけばよいので、二重施錠と同じ効果があるでしょう。
記憶があやしくなったときに確かめる方法は、その番号をカナ読みにしてその言葉を覚えておくことです。
これも自分だけが承知していれば、だれにもバレません。
入力するときには声に出さず、その言葉をあたまのなかで思い出しながら打ち込みます。
このときパスワードは、暗誦番号になっています。