OSにもアプリにも、同じ結果を得るのにさまざまな方法が用意されています。
用意されているというより、山道と同じで、歩いた人の数によって、だんだん通りやすい道ができていくようなところがあります。
パソコン教室には、教室によってそれぞれ違う道を教え、生徒にみな同じことをさせるという弊害があります。
歩く人には通りやすいところがいちばん良い道なのですが、はじめに案内される道が、通りにくい回り道ということもあります。
パソコンのソフトには、作成者の趣味が入り込み、ややこしいことが好きな人が作ったものには、回りくどい使い方に"基本"というタグが付いてしまいます。
面倒なことがあたまの運動になると思い、それを好んで取り入れる人がパソコン教室の講師になったとします。
そこに通った生徒は、お気の毒にもそれが最良の方法と信じ込んでややこしい使いかたを何とか覚えこもうと努めます。
パソコン教室に、高い授業料を払い時間をかけて通ってはみたが、さっぱり会得できないという声をたびたび聞きました。
その教室では、たぶん、みなが揃って同じように厄介なことをしなければならないように教えられたのでしょう。
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