<気分設計>
同じメーカーのパソコンでも、設計者の気分次第なのか、キーの割り当ての違うことがあります。
ディスプレイの輝度調節に、
[Fn] + [↑] , [↓] と、[Fn] + [←] , [→] のふたとおりがありました。
さすがに左右逆のものはなさそうです。
<気分設計>
同じメーカーのパソコンでも、設計者の気分次第なのか、キーの割り当ての違うことがあります。
ディスプレイの輝度調節に、
[Fn] + [↑] , [↓] と、[Fn] + [←] , [→] のふたとおりがありました。
さすがに左右逆のものはなさそうです。
Word オプション「詳細設定」「全般」の8番めは
□ 文書を開くときにファイル形式の変換を確認する
というものです。
何が混ざり込んでいるかわからない雑多なファイルを、次々に処理しなければならない仕事でなければあまり用のなさそうなオプションです。
アドインに似た言葉に出会うことがあります。
文字からして似ているアドオン、意味の似たプラグインがそれです。
面白い解説を見つけました。
「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
みな機能を拡張するプログラムなのですが、アドイン、アドオン、プラグインは、突っ込むか、乗せるか、挿し込むかと、働きが少し違うので呼び方を変えているだけのこと、使うほうは気にしなくてよいという解説です。
by も for もそっちのけで働きがまったく違うのに、民主と名乗る団体が、議会の機能を拡張どころかどんどん削り落としているという、まったく逆の現象があります。
違った言葉遣いでありながら、有害なものまでまぜこぜで、電波に乗せてあちこちばらまかれるところだけが似ているのは、あまりよい気持ちがしないものです。
Word オプション「詳細設定」「全般」の7番めは
□ アドイン ユーザーインターフェイスに関するエラーを表示する
というものです。
まず、パソコンにときどき現れるアドインというわかりにくい言葉の理解からということになります。
アドインですぐ連想するのはアドマンですが、これは呆連想で、アドインのアドは ”dd”で、アドマンのアドには ”d” が1個しかありません。
アドインとは、ソフトウェアに機能を追加するプログラム、またその手続きのことです。
これがうまく働くかどうか、うまくいかなければエラーを表示するというオプションですから、開発者以外にはこのオプションは用がなさそうです。
アドインは、一般開発者の作も公開・配布できますから、どうぞいかがですかと次々にやってくるものの中に、いかがわしいものがないという保証はありません。
オプション項目の「ユーザーインターフェイスに関するエラーを表示」の部分だけを読んでしまうと、怪しげなアドインがやってきたときにエラー表示してくれるのかと思ってしまいますが、それには無関係のようです。
<コメントが先>
アンケートの取次、集計をしてくれる、ありがたいサイトがあります。
ボタン式の質問をいくつか並べ、さらに希望があればコメント欄に記入してもらうことにしておきました。
設問後に回答のテストをしてみて気づいたのは、このシステムでは、コメントは先に書かないと面倒が起きるということです。
最初に現れる回答画面には、コメント記入欄にリンクするボタンと [投票する!] ボタンが備わっています。
全問の回答ボタンを押してからコメントを記入し、トップ画面に戻ると、オヤ、回答前の状態に戻ってしまっています。
ボタンの押しなおしには、設問項目の数が少なければそれほど時間はかかりませんが、二度同じことをさせられてはよい気持ちがしません。
コメントを書かずに投票する場合にはトップ画面から、コメントを後から書いた場合にはコメント記入画面からと、どちらからでも送信できるようにするか、あるいはコメントを書いてからトップに戻っても、先に入力がご破算にならないようにするか、方法はいくらでもあるでしょう。
せっかくの優れたシステムに、なぜこんな不便さを持たせておくのか、不思議でなりません。
Word オプション「詳細設定」「全般」の6番めは
□ バックグラウンドで改ページ位置を自動修正する
というものです。
改ページ位置を自動修正とはどういうことなのでしょう。
段落の窓を見ると「改ページ」というタブがあります。
これまで覗いたこともなかったのですが、「改ページ位置の自動修正」といういくつかのメニュがあって、そこで指定しておけば、たとえば2ページめが1行で終わるようなヘボ編集を避ける操作を自動でやってくれることのようです。
下書きモードでどんどん書いていったときにも、印刷面ではこの自動修正がされていると便利です。
それを編集のときに気にせずに、いつの間にか出来上がっているという仕掛けなのでしょう。
ただ、影の仕事の成否は得てして懐次第ですから、メモリに余裕がないと、編集途中で固まって動かなくなるような異変もあるようで、小メモリの古いパソコンの場合にはそれが起きるかもしれません。
<非表示は抜けた歯>
Excel で表のどこかに、データを消し去った空欄ができることがあります。
空欄を見えなくすれば、途切れのない表の形におさまり、画面でも印刷しても、見た目では連続の表になりますが、データとしては歯抜け状態です。
データが、その表限りの1回使用というものであればこれで間に合いますが、のちに編集されたり、差し込み印刷に使ったりするものの場合には、歯抜けがわざわいのもとになることもあります。
相談会で出会った、行の非表示例をお示ししましょう。
住所録の Excel ブックを持ってみえ、崩れた表を整えたいという相談でした。
線種の混在していた罫線を整理してから、広狭バラバラの行高さを揃える操作をしました。
表本体の項目行以外の全行を指定し、行の境界でずらせる操作を試みましたが受け入れられません。
仕方なく1行の高さを調べて、それに近い覚えやすい数字で前行の高さを指定する操作をしたら、オヤ、表の途中から下がすべて空欄になってしまいました。
よく見ると、行番号が連続でなく途中から飛んでいたのです。
前に編集したとき、空行の処理を「非表示」設定で片づけておいたので、歯抜け状態になっていた支障が現れたのです。
早速、空行を「削除」して整頓できましたが、データが入っていても非表示にしておく意図がある場合でなければ、ただ見えなくする方法には適さないということがよくわかりました。
ないことではない事実が、ニュース番組に報道されず、見掛け上ないようにされているという、奇妙なことがしばしばあるのに、どこか似ている感じがします。
Word オプション「詳細設定」「全般」の5番めは
□ 文書を下書き表示で開けるようする
というものです。
下書き表示にすると、文字以外の表示が最小限になり、詰められるだけ詰めて表示されるようです。
ページ数の多い長大文書の場合には、保存再開を何度も繰り返すので、この表示方法が便利だろうと思います。
<コピペとカッペの違い>
勉強会でHさんから教えていただいたことです。
図の左端の表で、CD列には簡単な数式が入っています。
CD列の範囲を切り離してFG列に移したいとき、どうするとよいでしょうか。
データを移動するとき、カット-ペーストでは、どこか不安をぬぐわれません。
コピー-ペーストを行っておいて、そのあとから移動元のデータを削除すれば、確認もできるので安心です。
ところが、Excel で数式入りのセルを移動するとき、セル指定の設定によっては、コピー-ペーストで数式が変わってしまう場合があります。
こういうとき、カット-ペーストなら、数式を書き変えずに移動できるのです。
「切り取り」という手続きにはいったん関係を断ち切る効果があるのでした。
Word オプション「詳細設定」「全般」の4番めは
□ 文書を開いたときにリンクを自動的に更新する
というものです。
文書を開いたとき、変えておいたリンク先がまた元に戻っているのは、厄介ごと以外に考えられません。
これをオフにする必要は、どんなときの、どんなところにあるのでしょうか。
勉強会で Excel の関数は何関数かという質問が出されました。
うっかり者には湧いてこない疑問です。
人間の社会活動では、所属が明らかでないと信用度が薄れます。
人を見ずに属を見ておけば、まず安心という時代もかつてありました。
いまは、国会議員の国籍もあやしくなり、文部科学省のお役人、東京大学の先生といっても、まるごと信用されることはなくなっています。
なにかの働きをするプログラムが、どういう言語で書かれているか、それとプログラムの機能の確かさとは無関係だろうと、そのときふと思いました。
Excel は関数型言語だと言った人もいます。
Word オプション「詳細設定」「全般」の3番めは
□ 文書を開くときにファイル形式の変換を確認する
というものです。
テキスト ファイル形式の場合は、保存方法を気にせずに共有することができます。
Word の文書では、別のパソコンに読み込むときは、文書を開くときに違いがわかるようにしておいたほうが、印刷してからオヤと思わなくてすむでしょう。
1台限り自分だけのファイルなら、いちいちうるさいということになるかもしれません。
設定のことばかりで八十八話も続くと、厭きも近付いてきます。
そこで、覗き窓でやっている隔日制を、ここにも呼び込もうと考えました。
呼び込み~出会い、そうそう、パソコンにはいろいろな出会いがあります。
自分だけが知らなかったことも、出会いと言ってよいだろう、出会いかしらと、ダジャ連を思いたったところです。
出会いには規則がありません。
それをよいことに、出会ったことをすぐ書こう、これをしばらく続けてみようと思います。
最初は、Word の書式編集の履歴がファイルを開くたびに現れるという、厄介ごととの出会いです。
文書の編集がどう行われたか、何かの証拠物件になりそうな特別な文書でない限り、そんな記録は必要ではありません。
ところが、ある日あるときある人の作ったファイルが、編集中に何か覚えのない操作をしたのか、書式編集の履歴が保存されるようになっていたのです。
リボンから「変更履歴」のタブを見つけ出し、とりあえず画面からは消したものの、そのファイルを閉じて開くと履歴がまたまた画面に出てくるのです。
こういう場合に、ひとりでごちゃごちゃいじっていても、なかなか対策は見つかりません。
Web にいっぱい散らばった知識から拾い出すのが手っ取り早く、これが見つかりました。
「初心者のためのOffice講座」
Word オプション「詳細設定」「全般」の2番めは
□ 操作をアニメーションで表示する
というものです。
移動するたびに後を追ってくるようなぬるっとした動き、マウスポインターにもこれを好んで使う方もおられますが、口に入れて食べてしまうもの以外は、ぬるぬるはいかにも不気味です。
紙に印刷されてしまえば、ぬるぬるはなくなります。
「操作を」とことわって表示のオプションにしている意図も、想像の域がぬるぬるに感じられてつかみどころがありません。