週べ増刊「大学野球」春季リーグ決算号は、6月26日に発売予定です。
定価は840円で、既にAmazonでも予約販売が始まっています。
我らが早稲田は、練習と学業を両立するための時間別練習で秋に備えています。
昼間のキャンパスで、教室を移動する部員にたびたび出会います。
また、6限(18:15開始)の教職課程の授業に出席するという部員にも出くわします。
その授業の合間を縫って、東伏見での練習が午後10時ごろまで行われるのですから、大変です。
早稲田キャンパスから東伏見グラウンドへの移動には、徒歩も含めて片道1時間ほどかかります。
体育各部の部員たちが講義の合間にトレーニングできる簡易施設が、早稲田キャンパスの中、例えば校舎の屋上にでもあるといいなあと思ったりします。
ともあれ、7月下旬の前期試験を乗り切るまで、キャンパス間を電車で往き来しながら、選手たちは頑張ります。
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さて、参議院選挙が終わるまで、自民党も民主党も、抱える懸案を先送りしています。
規制緩和や法人税減税への道筋が見えないうちに、日銀の金融緩和策が賞味期限切れとなり始めました。
見立つのは、輸入コスト増加による物価上昇と、国債市場の不安定化という負の側面ばかり・・・
メディアも、もっともっと、規制緩和に向けた議論が活発化するように紙面を割いてくれないものでしょうか。
例えば、林業。
日本で林業といえば、「与作」や「こきりこの唄」という歌からイメージされるような手作業の世界と考えられがちです。
しかし、世界的には情報通信技術の活用が目覚ましく進んでいる分野なのだそうです。
ドイツの林業を例にとると・・・
ブルドーザーをベースにしたような伐採機械の運転席にはディスプレイがあり、そこに事務所から今日はどのような種類、直径、長さの木を何本切れと指令が入ります。
機械は、木を掴むと自動的に直径を測り、伐倒、枝払い、玉切りまで1台で全て行います。
その過程で、機械は直径何ミリ、長さ何センチの木を何本切ったという情報を記憶し、それを事務所に送信するのです。
何台もの機械から届いた情報を集約し、事務所は取引先に対して「注文を受けた材木が揃ったから、トレーラーで期日までに取りに来い」と連絡します。
このような情報通信技術のおかげで、日本と同じ森林面積にも関わらず、ドイツの木材供給量は日本の3倍に達するとか。
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このように近代化された業務内容であれば、日本の若者たちの中からも「林業で働きたい」という希望者が必ず現れるはずです。
長らく日本が得意としてきた近代化は、国際競争を前提とし、競合他国に追いつけ追い越せと官民が努力して実現されてきました。
農林漁業や医療介護の分野においても、出来ないはずがありません。
例えば、ご紹介したような最新機器を国が民間に大量に貸与して、劇的に業界を刷新するなんてことは出来ないものでしょうか。