この2週間、ずっと風邪気味でした。
微熱が続き、どうにも咳が止まりません。
たぶん疲れの蓄積が原因だと思います。
振り返れば、真面目に勉強したのは高校一年生の1学期まで。
それからの40年間、心の広い仲間に恵まれて、小手先の要領だけでやってくることができました。
仲間たちからの恩を思い返しながら、月曜日から土曜日まで、1日12時間をノルマとして、机に向かっています。
往復3時間という通学時間も、何とか活用しなければと、思い始めているのですから、我ながら驚きます。
このブログを覗いてくれる旧友たちも、「気がつくのが遅いんだよ、お前は」と、呆れていることでしょう。
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冒頭の写真は、そんな今の私の相棒であるロングマンの英英辞書です。
この辞書は、1999年に新宿東口の紀伊國屋で買いました。
その前年、邦銀から米銀に転職し、社内メールも社内通達も英語のみと、劇的に環境が変わりました。
転職前から覚悟していたこととはいえ、自分自身の語学力不足を嫌と言うほど痛感し、もがきまくる日々を過ごしていた時に、藁を掴むような心境で買ったのが、このロングマンです。
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世の若者たちは電子辞書が当たり前。
私も、大枚をはたいてフルスペックの電子辞書を買ったことがあります。
しかし、結局、まったく馴染めませんでした。
このロングマンには、気のきいた説明が随所にあります。
例えば、「help」と「assist」はどう違うのか、英和辞典では分かりにくいニュアンスが、きちんと書いてあるのです。
挿し絵も実にアメリカっぽく、ロングマンをめくっていると、頭の中で旅行しているような気持ちになってきます。
英語の辞書としても、参考書としても、このロングマンは一級品だと思います。
大学院で学ぶことになった時、大学から貸与される個人ロッカーに最初に入れたのが、このロングマンでした。
写真からも分かると思いますが、かなりガタがきています。
あちらこちらを接着剤やテープで補強し、バラバラになるのを懸命に防いでいます。
「そんなに辞書を酷使しても、その程度の語学力なのか」と言われたら、返す言葉がないのですが・・・
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大学院の入試で、語学試験は紙の辞書持ち込みが許されていまして、もちろん私はロングマンを持ち込みました。
実際に辞書で調べる場面は少なかったのですが、使い慣れた相棒が机上にあるだけで百人力です。
最近になって知ったことですが、英語の試験の点数が、受験者全体で2番か3番だったとか。
まったくロングマンのおかげです。
英文の判例や学術文ともなると、専門の辞書が必要となるのは仕方がありません。
それでも、この相棒を大切にして、大学院での勉強に取り組んでいくつもりです。