お弁当屋さん

昨日は、稲穂祭のために本部キャンパスを訪れました。

私が学部生だった1970年代、まだコンビニは一般的ではありませんでした。
校舎内にあるのは、コーヒーの自動販売機ぐらい。
ですから、お昼時には、学生は大挙して門から校外に出て、大学界隈の食堂で毎日の食事をとっていました。

しかし今は、校舎内の売店でお握りやサンドイッチが販売されていますから、登校から下校まで、大学構内で過ごすことも可能です。
そんな時代の変化もあり、大学界隈から多くの食堂が姿を消しました。

しかし、逞しく商売を続けている業態もあります。
お弁当屋さんです。

お肉屋さんや中華料理屋もお昼時にお弁当を店頭販売したりしますが、弁当専門店も頑張っています。

西門通りの「いねや」のお弁当には、メロンなどのフルーツも入りますので、女子学生にも親しまれています。

年輩のご主人が せっせと作ってくれまして、もちろんボリュームもあります。

いねや 本館 - 早稲田/弁当 [食べログ]

北門を出てすぐにある「こだわり屋」は、ガッツリ系。
おかか、メンタイなどを敷いた弁当に、揚げたてのコロッケや唐揚げ、焼肉などを載せてくれます。
私のような年齢で ここのお弁当を食べると超満腹となり、その日の午後は読書ができなくなります。

早稲田のこだわり屋 - 早稲田/弁当 [食べログ]

正門を出て郵便局に向かったところにある「わせだの弁当屋」は、揚げ物天国のガッツリ系という、いかにも男子学生好み。

唐揚げ増量を意味する「マシマシ」など、店頭には独特の用語が飛び交い、驚くことに、例えば「ご飯は800g」といったご飯増量の希望に無制限に応えてくれます。
また、懐事情の寂しい学生向けに、甘辛いタレをかけた揚げカスを載せただけの激安弁当も。オフィス街にはあり得ないメニューです。
栄養面では褒められたものではないのでしょうが、とりあえず満腹にはなるでしょう。

わせだの弁当屋 （わせだのべんとうや） - 早稲田/弁当 [食べログ]

こんなお弁当を、仲間と一緒にペロリとたいらげる。
そんな若者たちの旺盛な食欲が眩しく、羨ましい限りです。