智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

東京・神奈川 中学入試

2009-02-01 11:15:01 | 受験・教育全般
いよいよ東京都内と神奈川県内の中学入試がスタートしましたね

もう何十年もこのギョーカイにいるので、どうもこの時期になると落ち着かない…
自分の息子の中学受験は終わったのに、やっぱり、そわそわしちゃいます
職業病かなぁ~~~

その昔、進学塾に勤めていたとき、「2月」は戦争でした
文系の「受験対策責任者」として、受験実績を問われる重要な「勝負」の月だからです。
毎日毎日、「緊張」と「不安」と「喜」「怒」「哀」「楽」の波が襲ってきます

「今年の志願者数はどうだろう?増えるかな?減るかな?」
「問題は例年通りの難易度かな?それとも難しくなるかな?」
「予想問題が当たるといいなぁ~」
「うちの子どもたちはちゃんとミスしないでやれるだろうか?」
「○○くんは遅刻しなければいいけど…」
「○○ちゃんは、あんなにがんばったんだから絶対に第一志望に合格して欲しい!」

テストが終わったら終わったで、その度に…

「こんな難しい問題出すなよ~~~
「入試傾向が変わった、ヤバイ
「よっしゃ、この問題は授業でやったことあるぞ
「えっ?あの子が落ちるなんて、あり得ない…
「えっ?あの子が受かるなんて、すごい~~~
そんな言葉が、職員室で飛び交います

授業が終わると既に夜の10時を回っていて、なんやかんやで「午前様」
数時間睡眠をとり、朝1番に校門の前に立って受験生を迎え激励する「受験応援」
試験が始まると学校近くの喫茶店でモーニングを食べ、問題掲示や販売まで「待機」
問題が公表されるとすぐ手書きで写したり購入したりして塾に戻り「模範解答作成」
平均点と合格者の「予想」
新傾向の問題対策や弱点補強のために「プリント作成」
当日の授業「準備」
試験を終えた子どもたちが塾にやってくると、「答案再生」&採点
そして、試験前日なら「前日特訓」
最後に、その日の「授業」

…塾の先生も相当な「体力」と「気力」がないとやってられません

でも、合格した子どもたちのはじけるような「笑顔」とパパ・ママの「うれし涙」を見ちゃうと、どんな「苦労」も「疲れ」もふっ飛んじゃうのです

…2月が来ると毎年、そんな昔のことを懐かしく思い出します
今思うと、そんなことを10年間もよくやったと思います

そんな2月…
受験生みんなが笑顔で「12の春」を迎えられますように…
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