智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

プチコラム⑦ 本物を見せ・触れさせる

2009-02-25 09:00:17 | 受験・教育全般
幼児の「学習」は「体験」が基本!
ペーパー(問題集)だけでガンガン知識を詰め込もうとするのは「愚の骨頂」です。
「実体験」の伴わない知識など、あっという間に忘れてしまうものです。

重要なのは、家庭でいかにたくさんの「体験」を積み、活きた知識を身につけているか、ということです。
塾での勉強なんて、極言すればその体験の「確認」にすぎないのです。

小学校だって、どんなに頭が良くても実体験の乏しいアタマでっかちな子どもたちを欲しいとは思っていないはずです。

休日は、外に子どもと一緒に出かけましょう!
外の大気に触れさせて、季節の変化を感じさせましょう!
動物園に連れて行って、本物の動物を見せましょう!
博物館へ連れて行って、見知らぬものに触れさせましょう!
地元の季節の行事などにも連れ出しましょう!
本物の劇や舞台を鑑賞させましょう!
本物の絵や彫刻を見せましょう!
体験型イベントに親子で参加しましょう!
プロのによる本物の仕事を見せましょう!

「実体験」がベースにある子どもは、広い視野からいろいろなことを思考できる子どもになります。

最近「海水浴」を知らない、というか、したことがない子どもがたくさんいますね。
絵を見せても…「プール!」

私の教室に去年の夏、「かいすいよく」初体験をして、海の水が塩辛いということを初めて知った子がいました。
「あのね、うみのみずをね、ちょっとのんでみたらね、チョ~しょっぱかったんだよ~~~」
とても嬉しそうに私に報告してくれました。
これ、なんですよね~

開智の「口頭試問」
今年は4冊の図鑑から好きな図鑑を選び、ランダムにパッと開けたページについて知っていることや今まであったことをお話をする、というものでした。
合格した受験生の1人は、たまたま開いたページが「田んぼ」のページ。
実はその子は、春の田植えから秋の収穫まで実際に「米作り体験」を経験していました。
校長先生との会話が弾み、とても楽しかったんだろうな~
想像するに難くありませんでした。

…そうは言っても、なかなか全てのことを体験できるわけでもありませんよね。
「体験」できないならば、「イメージ」するだけでもいいのです。
そのために「疑似体験」=「読み聞かせ」「読書」があるのです。

いつか本当に体験したときに、自分の抱いていたイメージとは異なっているかもしれません。
「あ~、なるほど、こういうことだったのね~」
…それでいいと思うのです。
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