智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

プチコラム⑧ 褒めて伸ばす!

2009-02-26 09:05:25 | 受験・教育全般
やはり、基本は「褒める」ですよ!

ただし、他人と比較して褒めるのは絶対にNG!
(他人と比較して「どうしてあなたはできないの?」は、言語道断!)
その子自身の過去と比較して、その努力や成長を見てあげましょう。

褒められて育った子は「自己否定」をしません。
「どうせ、やったって、ダメだ…」と、考えない。
だから、「あきらめる」ということを知らないのです。
「がんばっていれば、いつかできるはずだ」と思って、前向きに努力します。

開智の子どもたちと接していると、彼らが非常にポジティブであることに驚かされます。
少なくとも私の周囲の子どもたちの中には、ものごとを後ろ向きに考える子は1人もいないです。
やっぱり褒められて育ったのかな、と感じずにはいられません。

褒められることで、学習における「正のスパイラル」が生まれます。

できたぁ!

褒められたぁ!

うれしいなぁ~楽しいなぁ~

もっとやってみようかな~

また、できたぞ~!

また、褒められちゃった!

もっともっとやりたいな~

また、できちゃった~!

では…
「褒める」ために大切なことって、何でしょうか…?
それは…
学習の出発点(スタートライン)を、子どもが難なく「できる」レベルにまで下げてあげること
なのです。

「わからなくなったところに戻る」
「できないところをもう一度復習する」
…こういう勉強法だと、「できない」問題に取り組ませてしまうことになり、子どもは簡単に正答できません。
そうすると、褒めてあげたくてもも、なかなか褒めてあげることができないのです。

だから…
「戻る」ところ→子どもがひっかからずに「できる」レベル!
そこまで思い切って戻してあげること!
それが結果的に早道になるのです。

たとえどんなに簡単なことでも、褒められることは誰だってうれしいものです。
脳内の「ドーパミン」大放出!
大人だってそうでしょ?

私の教室の子どもたちは、褒められるたびに頭をグチャグチャにされながらも、みんな大喜びしています。
紙からはみ出るくらいの「100点!」「Very Good!」をもらいたくてがんばります。

褒められることで、心の中に「達成感」「充実感」が生まれます。
そして「もっとやってみたいな~」という「挑戦意欲」が沸いてくるのです。
これが「やる気」ですね。

「やる気」になったら、今度は「ほんのちょっとがんばったらできそうなこと」に挑戦させるのです。
もちろん、今度の課題は前のように簡単にはクリアできません。
ちょっとがんばったりちょっと努力したりしなければなりません。
でも逆に、そうだからこそ、できたときの喜びは前よりもまた一段と大きいんです。

そうすると、またまた自分の現状より「ちょっと上」のレベルにチャレンジしたくなる…
こうして「前向き」の連鎖が生まれ、子どもはどんどん伸びる!
勉強が楽しくなる!
成績も上がる!
学校も楽しくなる!
人生も楽しくなる?!

お子さまの「やる気」で悩んでいる方、どうかお子さんが無理なく「できる」ところまで戻ってあげてくださいね!


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