咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」・・・

2015-02-03 22:13:40 | レビュー
 
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 正月明けからはじまった今年の大河ドラマ「花燃ゆ」、第5回までが放送されている。
 その視聴率がかなりの低迷状態とか。
 最近の大河ドラマは、男優と女優が交互に主人公になっているのであろうか。

 時代劇低迷のなか、NHKがその灯を消さないようにと、懸命に作り続けている。
 木曜時代劇は「風の峠~銀漢の腑~」が、ただ今放送中でなかなかの出来栄え。
 藤沢周平原作の時代劇を彷彿させるような物語。
 ロケ地も山形県鶴岡市なども組み込まれているみたい。

 さらに、6日から8話シリーズで池波正太郎原作「雲霧仁左衛門2」が、NHKBSプレミアムで金曜時代劇として放送される。 
 昨年放送された前編からの続き、いわゆる完結編ともいうものである。
 このドラマは、京都近郊で撮影され、松竹などが全面協力らしい。
 どちらも、本格的な時代劇として視聴者を唸らせている。

 ・・・と、思っているのは我が家だけではないであろう。

 一方、日曜日の夕方、NHKBSプレミアムで先行放送の大河ドラマを毎週見入っている。
 その「花燃ゆ」は幕末が舞台設定。
 吉田松陰の妹「文」が主人公となっている。
 そのような、妹がいてどのようなことを成し遂げたものか、これまで歴史に埋没していたのか全く知らない人物である。

 一昨年の「八重の桜」の主人公・山本八重(後の新島八重)は、会津藩砲術指南・山本家の娘。
 悲惨な会津戦争で、幕末のジャンヌダルクと謳われた人物であり、ある程度知っていた。

 ところが、今回は長州の杉家を中心とした物語とか。
 これまでのところ、杉家の次男である吉田松陰が余りにも有名で、松陰を主人公と見間違うドラマ仕立てになっている。

 視聴率低迷のためか、イケメン風の若手俳優を前面に押し出してNHKはPRに余念もない。
 その効果のほどは、どうであろうか。

 視聴者の一人である当方も、幕末物は結構難しい人間関係もあって、頭のなかを整理しながら見ないと・・・と思っている。
 松下村塾で学んだ若い勤王の志士たち、無名に近い人物から歴史に名を残した人物までがでてくる。
 長州が舞台になっているから、そのあたりもじっくり描かれるであろう。

 黒船に乗り込み密航を計画した松陰が、幽閉されている野山獄というものをはじめて知った。
 そのなかに囚われの身となっている囚人たち、本田博太郎さん演じる富永有隣と言う人物。
 本田さんならの演技には感服。
 そのほか、品川徹さんなど個性派俳優さんたちが、囚人として出演しており見ごたえがある。

 そのようなことで、ここまでは吉田松陰を演じる伊勢谷友介さんが、主役に見えてくる。
 そのため、本来の主人公である妹・文を演じている井上真央さんが・・・霞んで見える。
 文がいなくても、いても物語とはあまり関係ないように書き込まれているのか、これから本当の主人公としてどのように物語が展開するものか。
 ちょっと、今の状態なら分かりづらい。

 と、言いながらも時代劇ファンの一人、次回以降を見守っていきたい。(夫)


(出典:NHK公式HP 抜粋)

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