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本日のローカル紙の記事、読んでいたら腹立たしくなった。
「松江の中学教諭820万円着服」
「本県中学校体育連盟の預金口座から4年間にわたり、少なくとも203回も現金を引き出し820万円余も着服」
「2012年4月、中体連の理事長に就任。生徒や教員から集める会費や県の助成金を管理する会計を担当し、会長名義の4つの口座の通帳と印鑑を管理し、着服を繰り返していた」
着服がばれないよう監査の時には、4つの口座のうち2つの口座の通帳の中身を偽造していたらしく、極めて悪質な犯罪である。
ところが、県教委の記者会見には驚かされた。
着服金を全て返済しているから、懲戒解雇処分とするも刑事告発はしないとのこと。
窃盗を繰り返し、公文書を偽造したという公僕にあるまじき犯罪行為。
お金を全て返済したから刑事告発しないとの見解。
実に甘い対応にビックリ。
児童・生徒に人として生きることの重要性を教える立場の人間。
その者が、大きく道を外す犯罪行為をなしたのである。
それでいながら、犯罪の重大性をキチンと処理できない部署。
さらに驚くなかれ、同様の不祥事は2年前にも起きていたことである。
「生徒、教員らの会費を含む口座からの着服は2014年にも安来市中体連でも発覚している」
同じ過ちが繰り返されており、県教委の身内の不祥事を守ろうとする姿勢が見えみえの対応には・・・バカバカしくなった。
一方、公僕のトップ、「舛添東京都知事の豪華な海外出張とか、この1年間ほぼ毎週末には、公用車で神奈川県湯河原町の別荘に通っていた」との報道。
これにもビックリ。
過去にはテレビ討論会とか、時事ネタの番組などに出演し、政治改革の第一人者と思われるような斬新な発言の数々。
なるほどと感心させられる場面も何度も視聴してきた。
ところが、大規模予算を抱えている首都・東京のトップに君臨した途端、何を勘違いしたものかこれまでの発言を撤回するような行動。
権力の座に就くと、こうもいい加減な人間になり下がるものかと・・・驚きを隠せない。
所詮、人間って云う輩は、ある一線を越えると生まれが出るものか。
やはり、品格のない心の持ち主だったのだろうか。
それに引き換え、石原元都知事は立派だったと思う。
朝から、嫌な記事を眺めてばかりだった。
すると、本日の産経抄。
これを読んで、スパッと書き込んであり・・・。
気分も爽快となった。
公僕とはこうでなくてはならない。
公僕ばかりではない、日本人とはこうあるべき・・・。
まさにその通り。(咲・夫)
[追 記]~産経抄~
江戸町奉行というのは、今でいえば、東京都知事と警視総監、東京地裁所長を兼ねたようなポストだった。警察の仕事のなかで、放火、盗賊といった凶悪犯を取り締まったのが、火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)である。
▼池波正太郎さんの『鬼平犯科帳』シリーズで、時代劇ファンにはおなじみの役職であろう。役目に励めば励むほど、金がかかる。幕府から与えられた役料だけでは、とても足りない。主人公の長谷川平蔵は、家に伝わる書画骨董(こっとう)を売り払って、密偵たちに配る金を工面していた。池波さんはエッセーのなかで、現代の日本人にとっても、「身銭を切る」ことの大切さを説いている。
▼さて、平成の江戸町奉行、東京都の舛添要一知事はどうだろう。「週刊文春」のスクープ記事によると、この1年間ほぼ毎週末には、公用車で神奈川県湯河原町の別荘に通っていた。テロや大地震が起きても都庁に急行できない、危機管理上の問題も指摘されている。
▼舛添氏といえば、スイートルームとファーストクラスがセットになった、大名旅行のような豪華な海外出張が批判されたばかりである。身銭を切っての贅沢(ぜいたく)なら、誰も文句は言わない。知事が派手に蕩尽(とうじん)しているのは、れっきとした公費である。
▼池波さんは、戦後復員してからしばらく、脚本家修業をしながら、都庁の職員をしていた。税金の取り立てや差し押さえの仕事も任されていた。都民の血税のこんな使われ方を知ったら、もの申さずにはいられないだろう。
▼舛添氏は、公用車での別荘通いについて、「ルールに従ってやっており、問題はない」と述べている。たとえルール上問題はなくても、「『男の作法』には反している」。26年前に亡くなった、池波さんに代わって言いたい。
(出典:産経新聞4/29 抜粋)
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