紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

マニアック・スタディ

2007-12-18 00:05:34 | ファミリー
 昨夜はへろへろで2/3くらい睡魔に意識を乗っ取られそうになりながらも、なんとかゆきだおれにもならず、たぬき亭から家までたどりついた(5歩や!)。

 サッシの戸を開けて居間に入れば、こたつの上にきちんと乗った分厚い本が1冊。大学名の入ったバーコードが貼ってあり、あきらかにTくんが学校から借りて来たモノである。怪しげなパープルの装丁の本のタイトルを見て、そのあまりのマニアックさに、眠気もふっとび爆笑。あとからやって来たH氏も、同様に爆笑。

「なんちゅー、マニアックな本、読んどるねん!」
そのものずばり、あまりに彼の関心の中心を射抜いたようなタイトルだったのだ。

『選挙ャXターの研究』東大法/蒲島郁夫ゼミ編(木鐸社)である。

 翌朝、珍しくにこにこと上機嫌で起きて来たTくんは、コタツの上の本を指して、「これ、めちゃめちゃ面白いねんで。蒲島先生って、東大の院の先生なんや。蒲島先生の講義、一回聴いてみたいけど、さすがに東大は無理やろなー」 うーん、さすがに関大の鳥越先生の講義を聴くような訳にはいかないやろーけど。

 ああ、そういえば彼は中3の頃、選挙ャXターに凝っていたなあ。ネットで過去のャXター調べているうち、「おかーさん!! スゴイャXターみつけたで!!」とひとり興奮のるつぼで、PCの前に誘われ、画面に出て来たのは「麻原彰晃」。しかも応援ソングつき。

 こともなげに、「これ、知ってるで。有名やん。選挙活動してはったのも、テレビで観たし」とちょっと自慢げにいうと、発掘した大発見をリアルタイムで体験していた人にみせてしまったことに気付き、「ぼく、もうちょっと、はよ生まれたかった~。まだこの時代は、興味がなかったしなあ・・・」と、しきりに残念がっていた。
 ニュースのルワンダの大虐殺に反応して、幼稚園で国旗を描くときルワンダの旗描く園児も、ちょっといないと思うんだけど。

 「蒲島先生って、選挙マニアにとってはカリスマか神様みたいな存在やねん♪」とうっとりし、ぱらぱらと『選挙ャXターの研究』の中味を見せてくれた。

 しかし「選挙マニア」って・・・いるんやなぁ、そういう人達って・・・。インターネットは、やっぱりすごいわ。いろんなマイナーなマニアたちをすぐさま結集させ、切磋琢磨させるんやもんなあ。