紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

濁点の「あ!」経由ケーキ

2007-12-24 17:58:13 | ファミリー
 おばあちゃんの骨折、入院となり、けっこう悲しいクリスマスを過ごすことになってしまったKちゃんのために、せめて予定通りケーキを作ってあげようとそのための時間をあけるため、朝から必死で家事をこなす。H氏も大車輪で大助かり。

 もちろん私がケーキを焼こうはずもなく、すでに二段にセパレートしたケーキ台(5号の食べきりサイズ)、イチゴ1パック、生クリームで、ぱぱっと、しかも安上がりにする作戦は、こんな非常事態になることを知る由もないときから、準備していた(イチゴのみ、昨夜遅く24時間オープンのスーパーにて購入)。

 が、突如お義姉さんより電話で呼び出しがあり、あと15分で外出する事態が勃発した。ケーキは断念することにして、Kちゃんにその獅`えると、ちょっと泣きそうになりながら、「いいよ」という返事。

 あまりに可愛そうなので、10分でケーキ作りに挑戦したみた。

 ケーキ台を出しスタンバイ、イチゴを3個ほど洗ってスライスする。生クリームをかき混ぜる。ちょっとかき混ぜ過ぎで、やや固めのクリームになるが、なにしろ特急作業なので固めの方が作業しやすい。

 台の切断面に生クリームを塗る。そこにスライスしたイチゴを敷き詰める。そのうえにもクリームを塗る。上の部分のケーキ台をでん!と置く。

 ほとんどテラコッタ塗装状態で雑に生クリームを上部とサイドに塗り、縦割り半分にしたイチゴを乗せる。完成! 10分でできたやん! しかもなかなか美味しそう!

 どれどれ。
余った生クリームを嘗めてみた。

 ガ~~~ン!!! 濃い、牛乳の味やん!!? あ、砂糖入れるの、忘れてた!

 再度Kちゃんのところに行き、詫びる。

「ごめん、Kちゃん。生クリームに砂糖入れるの忘れてた。お砂糖かけながらケーキ食べて」
いつものこととはいいながら、あまりの私のマヌケぶりに、ふと笑うKちゃん。「わかった~」

 お昼前に帰宅すると、すでに昨日作っておいたカレーを食べ終えていたKちゃんは、「ケーキも食べたで。全然大丈夫やった。普通に食べられたし」という。

え!? ということは、ケーキ台が甘かった、ということか。「そうみたい」

 ためしに遅く起きて来たお兄ちゃんには、事情を説明せず、「手づくりケーキ、どうぞ~♪、好きなだけ食べていいよ~」と猫なで声で言ってみた。すでにKちゃんが1/3を食べていたが、同じく1/3を、何の疑問も持たず平らげた。では、私も味見を。
 あ! ケーキ台と一緒なら、大丈夫や♪ なんという怪我の功名であろうか。

 残りのクリームは・・・ウインナー珈琲にしてみようかな。他になにかいい案があれば、ぜひ教えてください!