母への想い

今年同窓会で実家へ帰省した時に母が突然（はい、これ！）と。
渡されたのがなんと！七五三の時に着た私の着物でした。
実は、私の実家は平成元年に煙突が原因で火事になりました。
だから、そんな物があるとは思っていませんでした。

当時田舎の屋根は、茅葺で雪がたくさん降るのでその上にトタンで覆っていました。
これは雪下ろしをしなくてもいいように急こう配になっていました。
たちまち煙突から燃え広がりトタンの下にあった茅は見る見るうちに燃えていったそうです。

そんな中で母は、なぜ？七五三の着物なの？（もっと大事な物があるのでは？）
と思いました。でも母の頭の中は大事な物だったのでしょう？
このことを知って、母親にとっての子供への想い出、つながりを感じることができました。
本当にありがとう。親の思いを感じることができました。

そこで年に何度か訪問しているので今回介護施設訪問でこの事をみなさんに聞いてほしい！見てほしいと。
花笠音頭をリコーダー演奏で踊ってみました。
最後に母は未だに９４歳で生きていますよ。皆さんも強い気持ちをもって長生きしてくださいと伝えてきました。