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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

クリスマスローズへの思い

2013年11月26日 | 研究
チームが種から育てているクリスマスローズ。
設立時から取り組んでおり、今年で5年目となります。
またこの苗はチームの販売部門「SHOP FLORA PHOTONICS」が
毎年名農祭で町民の方にお分けしている人気商品でもあります。
しかし単に生産販売だけが目的ではなりません!
いかに高品質の苗を提供するかという実験も行っています。
この苗は左は赤色光で、右は青色光で育苗しているものです。
ご覧の通り、大きさが全く違います。
これが開花にどんな影響を与えるのでしょうか。
クリスマスローズは開花するまで3年かかります。
もし光によって開花が早まったり、よい株が育つのであれば
確実に経営改善に結びつきます。
今から5年前、初代の5名の男子行った研究では
青色光の方が大きく育ち、開花が1年早まった株も出現しました。
しかし彼らはそんなデータを残して開花と同時に卒業しました。
そこで今年、その実験を確かめるために再度行っています。
初代のメンバーは高度な技術でオンリーワンの商品を提供する
ベンチャーを目指していました。
彼らの思いがこのクリスマスローズの栽培研究に今も受け継がれています。
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志を伝える

2013年11月26日 | 研究
西洋サクラソウのプリムラです。
日本のサクラソウと違って
冬に向かってどんどん元気になってきました!
葉もこんなに増えたので、まもなくきれいな花を咲かせるでしょう。
これは2011冬、震災直前にチームが人工交配したものです。
不思議なことにこの経験がその後行うことになった種差海岸の
サクラソウ人工授粉の貴重な練習となりました。
サクラソウの保護活動を始めて3年目となりましたが
このような保護活動は地道に続けていかなければなりません。
しかし月日が経つにしたがって
最初に活動を始めた人たちの志や思いは当然薄れていきます。
いつの日か何のために活動をしているのかがわからなくなり、
義務感だけが残り、意欲が低下する時がくるかもしれません。
そうならないよう保護活動の物語や活動の軌跡を伝える
この西洋サクラソウは、チームにとって大切な株となっています。
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