花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

大雪

2015年12月07日 | 学校
12月7日は二十四節季の大雪。
オオユキではなくタイセツと読みます。
文字通り山や里にも雪が降り
本格的な冬がやってくるという意味です。
また今年も残すところ1ヶ月を切り
年越しや正月の準備を始める頃でもあります!
かつてこの地方は12月になると
毎日のように神様の年取り行事が行われました。
なぜなら日本は八百の神様が存在するから。
今日は大黒様、明日は薬師様などというように
お母さんたちはとても忙しかったようです。
文献によれば1年の3分の1は
神様に関する行事があったというから驚きです。
米がとれる、とれないは死活問題。
神様を大切にするのは当然のことなのです。
さて面白いことに神様によって供えるものが少し違います。
郷土料理である「なべこだんご」や「豆しとぎ」は
そんな神様にお供えする食べ物なのです。
普段の食事である「ケ」か、お祝いや行事食である
「ハレ食」かは材料を見ればわかります。
貴重な米をつかっていれば神様に供えるもの。
なべこだんごも豆しとぎも米粉を使うので「ハレ食」、
小麦で作るせんべい汁やきんかもちは普段の食事。
県南地方にはこのように多様な粉もの文化が残されています!
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耐寒性と耐暑性

2015年12月07日 | 研究
チームの温室前にずらり並んだ大きなプラ鉢。
鉢にはツリフネソウの1年草である「サンパチェンス」が植えられています。
とはいうものの、このところの寒さで、すっかり枯れてしまいました!
サンパチェンスはきれいな花を長期間咲かせる優れた草花ですが
あえて欠点をあげるとするとこの寒さに弱いこと。
耐寒性がとても低く、東京でも冬に屋外におくと枯死してしまうほどです。
逆に高いのが耐暑性、少々の高温でもまけません。
その理由はサンパチェンスの名前の由来からもわかります。
サン(Sun)=太陽+ペイシェンス(Patience)=忍耐。
知ってました?
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