こちらも初代TEAM FLORA PHOTONICSの草花研究。
光でナデシコを矮化させる技術を開発しながら、
彼らはストックやスターチス、ヒマワリなどにも照射をしていきます。
ほとんどがナデシコと同じで赤色光で矮化しましたが
中には青色光で矮化し、赤では伸長するという
真逆の振る舞いを見せる草花もあり、ワクワクしたものです。
さてこれはストック。赤色光を照射したものです。
ここで注目したいのは葉先。内側に巻いています。
ナデシコではあり得ない現象です。
しかし初代FLORAは、なかなか答えを見つけられないまま
この事実を日本植物学会で報告しました。
すると学会で専門家の先生方から、
推測されるいろいろな答えを伺うことができました。
そのひとつが赤色光で光合成が盛んになり伸長が促進されるが
細胞が伸びるスピードが葉の裏より表の方が早いのではないかというもの。
表がどんどん伸びているのだとすれば内側に巻いておかしくありません。
検証することはできませんでしたが、専門家の先生方もまだ知らなかった
不思議な花と光の関係を紹介したFLORAは、大いに注目されました。
花と光光学。TEAM FLORA PHOTONICSと名乗るきっかけになった研究です。
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