最近は中の人ネタが時たま目につくようになってきた気がする。
もちろん “中の人” とは声優のことで、”中の人ネタ” とは同じ声優の別の作品のキャラとかけるパロディーのことである。
古く(?)はニコニコ動画で、ベジータの中の人が別の作品で言ったセリフをくっつけてベジータが絶対に言わないダサいセリフを言わせてみたり(※1)とか、同様に水銀燈が絶対に言わないデレデレなセリフを言わせてみたり(※2)とか、、、みたいなのが多かった。
いまはどうかというと、実は商業ベースでその手のが流行りつつ、というかネタとして定着しつつあるような気がする。
たとえば ”とらドラ!” での「バカ犬っ!」とか、どうみても “ゼロの使い魔” のルイズを意識したとしか思えん。それに「うるさい うるさい うるさーい!」は “灼眼のシャナ” の名セリフそのまんまだし。
ほかには “ハヤテのごとく” の35話でもマリアが水銀燈のコスプレをしてみたりとか。
前世紀にはそんなネタの地上波アニメはなかったんじゃないかと思う。
もちろん今でも大きなお友だち御用達の深夜アニメでしか出てこない。
だが、われわれが前世紀よりも声優を意識してアニメを見るのが当たり前になり、同じ声優の別の作品のキャラ設定のギャップを楽しめるだけの土壌が整ったからこそ、商業ベースでこのようなネタを仕込むことが可能になったのだ。
(この場合の “土壌” とは、DVDを買おうかというくらいのアニメのヘビーユーザーが、多くのアニメとそのキャラとそのキャラの声優に対する博識を持ち合わせていることが前提として成り立っている環境のことを指す)
しかし、こういったネタはきっと海外では通用しない。
たとえば ”とらドラ!” を見ていて、現地語の声優の吹き替えにガマンならず、あえて字幕版を見るような、愛すべき釘宮病の我らの同志はいったいどれだけいるだろうか?
きっと、現地語の声優の吹き替えで放映されたものでほとんどのユーザーは満足するのが普通だろう。(ひどいのになると、声優は男と女の2名で全部吹き替えているなんてものあるらしいが・・・)
さらにいうと、”とらドラ!” “ゼロの使い魔” “灼眼のシャナ” の3つとも字幕で見ていてネタがわかる海外のヘビーユーザーがいったいどれだけいるだろうか?
だいたいわたしなど、ハリウッド映画でも字幕で見るのはめんどくさいので吹き替えでいいやと思うくらいなのに。
あまりやりすぎると、シューティングが弾幕避けの難易度が高くなりすぎてライトユーザーに見向きもされなくなりマスが小さくなって自滅したように、格ゲーが(略)ように、音ゲーが(略)ように、あまり濃ゆいネタに走りすぎるとマニア層に絶大な支持を集めるとともにライトユーザーにそっぽをむかれることになるので要注意だ。
日本製のアニメは海外にむけて十分外販可能だと思うし、貿易収支の観点からもあえて海外むけに多大な人件費かけてローカライズしなくても売れるならじゃんじゃん売るべきだと思うし、あまり海外市場でマイナスに働くような要素は増やしすぎないほうが良いと考えるのだが、どうだろうか?
そうは言っても、やりすぎない分にはおもしろいから大歓迎したい。
【※1 ベジータの中の人ネタ】
ベジータが絶対に言わないシリーズ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3229966
【※2 水銀燈の中の人ネタ】
【ローゼンメイデン】水銀燈が絶対言わないツンデレ集
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4813694
もちろん “中の人” とは声優のことで、”中の人ネタ” とは同じ声優の別の作品のキャラとかけるパロディーのことである。
古く(?)はニコニコ動画で、ベジータの中の人が別の作品で言ったセリフをくっつけてベジータが絶対に言わないダサいセリフを言わせてみたり(※1)とか、同様に水銀燈が絶対に言わないデレデレなセリフを言わせてみたり(※2)とか、、、みたいなのが多かった。
いまはどうかというと、実は商業ベースでその手のが流行りつつ、というかネタとして定着しつつあるような気がする。
たとえば ”とらドラ!” での「バカ犬っ!」とか、どうみても “ゼロの使い魔” のルイズを意識したとしか思えん。それに「うるさい うるさい うるさーい!」は “灼眼のシャナ” の名セリフそのまんまだし。
ほかには “ハヤテのごとく” の35話でもマリアが水銀燈のコスプレをしてみたりとか。
前世紀にはそんなネタの地上波アニメはなかったんじゃないかと思う。
もちろん今でも大きなお友だち御用達の深夜アニメでしか出てこない。
だが、われわれが前世紀よりも声優を意識してアニメを見るのが当たり前になり、同じ声優の別の作品のキャラ設定のギャップを楽しめるだけの土壌が整ったからこそ、商業ベースでこのようなネタを仕込むことが可能になったのだ。
(この場合の “土壌” とは、DVDを買おうかというくらいのアニメのヘビーユーザーが、多くのアニメとそのキャラとそのキャラの声優に対する博識を持ち合わせていることが前提として成り立っている環境のことを指す)
しかし、こういったネタはきっと海外では通用しない。
たとえば ”とらドラ!” を見ていて、現地語の声優の吹き替えにガマンならず、あえて字幕版を見るような、愛すべき釘宮病の我らの同志はいったいどれだけいるだろうか?
きっと、現地語の声優の吹き替えで放映されたものでほとんどのユーザーは満足するのが普通だろう。(ひどいのになると、声優は男と女の2名で全部吹き替えているなんてものあるらしいが・・・)
さらにいうと、”とらドラ!” “ゼロの使い魔” “灼眼のシャナ” の3つとも字幕で見ていてネタがわかる海外のヘビーユーザーがいったいどれだけいるだろうか?
だいたいわたしなど、ハリウッド映画でも字幕で見るのはめんどくさいので吹き替えでいいやと思うくらいなのに。
あまりやりすぎると、シューティングが弾幕避けの難易度が高くなりすぎてライトユーザーに見向きもされなくなりマスが小さくなって自滅したように、格ゲーが(略)ように、音ゲーが(略)ように、あまり濃ゆいネタに走りすぎるとマニア層に絶大な支持を集めるとともにライトユーザーにそっぽをむかれることになるので要注意だ。
日本製のアニメは海外にむけて十分外販可能だと思うし、貿易収支の観点からもあえて海外むけに多大な人件費かけてローカライズしなくても売れるならじゃんじゃん売るべきだと思うし、あまり海外市場でマイナスに働くような要素は増やしすぎないほうが良いと考えるのだが、どうだろうか?
そうは言っても、やりすぎない分にはおもしろいから大歓迎したい。
【※1 ベジータの中の人ネタ】
ベジータが絶対に言わないシリーズ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3229966
【※2 水銀燈の中の人ネタ】
【ローゼンメイデン】水銀燈が絶対言わないツンデレ集
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4813694