教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

CLANNADで理解できないところ

2009-06-14 00:11:30 | オタネタ全般
CLANNADというギャルゲー, アニメがある。
CLANNADは好きなんだが、ところどころ理解できないところがある。

いや、どちらかというと・・・
頭脳でツジツマを理解できるが、魂がその感情を共感できない、そんな感じがする。

アニメ版CLANNAD第1期は実におもしろかった。
一組の男女が出会い、恋に落ち、そしてつがいとなる、そこまでの描写を担当する期である。

わたしはリアルのねえちゃんを好きになったり恋をしたりした事がないにもかかわらず、誰かを好きになって、そして誰かのために生きていくことが素晴らしいことだと理解できた。
いや、魂がその感情を共感できた、と言ったほうが近いか。
まあ、これはCLANNADに限ることではない。

しかし!

同じ作品でもアニメ版の第2期はアレだ・・・。
理解できない描写が多かった。
べつに貶めたいわけではないのだが。

第2期は男女が共に暮らし、結婚し、出産し、育てる、そこまでの描写を担当する期である。
問題はそこだ。

たとえば出産シーン。
主人公は酷く狼狽する。
なぜこいつは狼狽する?
出産というのはそういうものなんじゃないのか?
あらかじめ出産ことはわかっていたのに、なぜ今さら狼狽する?

出産は毎日どこかで起きているようなものであろう。
例えは悪いが、交通事故より出産のほうが多いのではあるまいか。
わたしは立ち会ったことはないが、さほど珍しいものではあるまい。

たとえば育てるシーンでもそうだ。
主人公がこの子を守ろうとか育てようとか心に誓うシーンがよくわからない。
主人公が親に対してどうこう思うシーンがよくわからない。
意味は理解できるが魂が共感しない。

アニメ版CLANNAD第1期があれだけおもしろかったのだから、きっと見方を変えれば第2期も同じくらいおもしろいに違いあるまい。
しかしそうは思えないのだ。

この問題は本質的には妻子もちでもないと理解できないのかもしれない。

ちなみにバスタード26巻に次のような作者コメントがある。

> 子供が生まれてすぐにわかった事があるのです。
> ドラマとか聴いていて今までスルーだったポイントがすっごく効いてくるのです。
> 考えてみれば子供がいる人が作った物ってすっごい多いはずですよね。
> そーか…今までは半分ぐらいしか聴けて見れていなかったのか…
> 音楽もニュースもオッサンのハゲ頭も、世界にはもうひとつの意味があったんだ…

恐らくこれが最も的を得た解説だろう。

わたしには実写の昼ドラとか、マジでくっだらねぇーとしか見えない。
だが、昼ドラは主婦層がメインターゲットなわけだから、当然ながら夫婦になっていて子供がいる層がターゲットとなる。
わたしは(年齢を除くと)そのメインターゲットから最も遠いところにいる。
だからわたしの魂が共感しない。
だから、くっだらねぇーとしか見えないのも仕方ないのかもしれない。

まあ、これもだれか異性と同棲でもしていたらもうちょっとは違うのかもしれんなぁ…。
しかし、0人なのは少なすぎるような気もしないでもないのだが、どう考えても1人よけいにいるのは多すぎるとしか思えん!
むしろ、週1(つまり1/7人)でも多すぎる気もする。
仮にいるとしても1/20人くらいでいいや。
ということで、わたしがこの解にたどりつくのは不可能だと断言できるぞ。
やはり理解するすべはない。

ついでに言うと、会社の同期で妻子もち家もちの男もいるのだが、そいつはわたしを見て、なんでそう1人で寂しそうな感じもせず日々楽しそうに暮らしているのか理解できないらしい。
それの反論として
「そもそも子供がいるという事態を全く想像できねえ。
 だいいちそうカンタンに子供ができるとも思えないし…」
などといったところ、
ガッチリ肩を掴まれて
「いいか、子供ってのはカンタンにできるんだからな!」
と、やたら念を押されて忠告されたことがある。

何があったのか知らんが、人生イロイロ悲喜こもごもということだ。
まるでCLANNADのように。