我が家の近隣でおもしろい売り物件を見つけた。
隣街で、車で10分のところだ。
わたしは自宅を買う気があんまりないのだが、それでも自宅用に買おうかと思ったくらいだ。
それがどんなだったかというとだな・・・
場所的には、街から田んぼばかりになる境界線あたり。
割と大きな通りに面していて、かつ土地の広さはふつうの一戸建ての2倍ほど。
建物は築1桁。
もともとは塾で使っていたようだ。
写真で見る限りでは、内装はきれいなフローリングで、築浅のマンションやアパートとさほど変わらない。
広さはふつうの一戸建ての半分くらいだが、1人暮らしであれば何の問題もない。
あと、写真のないナゾの倉庫、それも本体と同じサイズ。
門構えもけっこうオシャレ。
ここまでならただのヘンテコ物件かもしれないけどさ。
でだ。
何が気に入ったかというとだな。
建物代を含めても路線価より3割は安いんだよ!
わたしがいるようなド田舎の場合、たとえば市街化調整区域なんかだと、どんなに豪邸でもリアル百姓でないかぎり後で始末に困る。
市街化調整区域の土地なんて売るに売れやしない。
だがここは割と大きな通り沿いだし、同じ通り沿いに郊外型店舗があるくらいで、10年使って更地にして売っても悪くはあるまいて。
これはこれでおもしろい。
買う価値があるやもしれん。
ただし。
塾で使っていただけあって風呂がない。
これは100万くらいかけて風呂つきに改装する必要がありそうだ。
これが大都市の街中ならGoogle地図を使えば写真まで出てくる。
だがここはド田舎。
Googleで写真なんてでてきやしない。
よし実地調査してみよう!
どうせ車で10分のとこだし。
・・・となったので行ってきた。
結果。
買うのはやめた。
なぜか?
この物件には2つほど致命的な欠点があったからだ。
1つ。
門構えもけっこうオシャレ。
これは写真で見た印象そのまま。
だが。
側面がダメだ。
明らかにトタンだ。
そして屋根も瓦ではないしトタンっぽい。
ちゃんとした工務店が腕によりをかけて作った旧来型日本家屋であれば、築40年でもヴィンテージな風格があってそれはそれでカッコイイ。
だがトタンはダメだ。
トタンの家屋は築20年でそろそろ寿命なんじゃね?ってくらいボロっちくなる。
工場じゃあるまいし、これかなり安くあげてるだろ。
門構えだけ無駄に銭使いやがって、あんたいいかげん見栄っ張りやな~。
2つ。
周りを歩いてみた。
近くは割りと新しい家も多く、比較的新しめなアパートもちらほら。
(ただし農協アパートだけは半分以上空室に見えた)
田んぼは道路に面しておらず内側に入ったところにしかない。
まあこれなら悪くないか。
しかし!
通りの反対側がダメだ。
昭和40年代築のようなものすごく古いトタンの家が密集しているではないか。
こういうのを見ると貧民窟みたいでなんかイヤだ。
わたしは基本的に人のことなどどうでもいい派だが、不動産にかけてはそうではない。
不動産では「金持ちケンカせず」は正しい。
したがってその対偶である「トラブルをおこすのは貧乏人」もまた正しい。
これは避けて通るべきではないかと直感が告げた。
よくよく考えてみるとこの貧民窟から徒歩数分のところにパチンコ屋が3件もある。
加えて、徒歩でウロついているとラブホも見つけたし、何だかわからんが「韓国語」と書いてあるカンバンも見つけた。
なお、同じく徒歩圏に、あそこはボッタクリだというので会社で有名な接待つき飲み屋もある。
パチンコ屋やラブホや接待つき飲み屋が近くに1つある程度なら
「まあ商業地ならそんなこともあるさ、隣だったらイヤだけどさ」
くらいなもんだが、これはどうなんよ。
貧民窟・・・、
パチンコ屋・・・、
ああここはあれなのか。
こんなとこは絶対買わない。
不動産は現物を見ずに買うのがいかに愚かなことかが実体験でよくわかる経験だった。
隣街で、車で10分のところだ。
わたしは自宅を買う気があんまりないのだが、それでも自宅用に買おうかと思ったくらいだ。
それがどんなだったかというとだな・・・
場所的には、街から田んぼばかりになる境界線あたり。
割と大きな通りに面していて、かつ土地の広さはふつうの一戸建ての2倍ほど。
建物は築1桁。
もともとは塾で使っていたようだ。
写真で見る限りでは、内装はきれいなフローリングで、築浅のマンションやアパートとさほど変わらない。
広さはふつうの一戸建ての半分くらいだが、1人暮らしであれば何の問題もない。
あと、写真のないナゾの倉庫、それも本体と同じサイズ。
門構えもけっこうオシャレ。
ここまでならただのヘンテコ物件かもしれないけどさ。
でだ。
何が気に入ったかというとだな。
建物代を含めても路線価より3割は安いんだよ!
わたしがいるようなド田舎の場合、たとえば市街化調整区域なんかだと、どんなに豪邸でもリアル百姓でないかぎり後で始末に困る。
市街化調整区域の土地なんて売るに売れやしない。
だがここは割と大きな通り沿いだし、同じ通り沿いに郊外型店舗があるくらいで、10年使って更地にして売っても悪くはあるまいて。
これはこれでおもしろい。
買う価値があるやもしれん。
ただし。
塾で使っていただけあって風呂がない。
これは100万くらいかけて風呂つきに改装する必要がありそうだ。
これが大都市の街中ならGoogle地図を使えば写真まで出てくる。
だがここはド田舎。
Googleで写真なんてでてきやしない。
よし実地調査してみよう!
どうせ車で10分のとこだし。
・・・となったので行ってきた。
結果。
買うのはやめた。
なぜか?
この物件には2つほど致命的な欠点があったからだ。
1つ。
門構えもけっこうオシャレ。
これは写真で見た印象そのまま。
だが。
側面がダメだ。
明らかにトタンだ。
そして屋根も瓦ではないしトタンっぽい。
ちゃんとした工務店が腕によりをかけて作った旧来型日本家屋であれば、築40年でもヴィンテージな風格があってそれはそれでカッコイイ。
だがトタンはダメだ。
トタンの家屋は築20年でそろそろ寿命なんじゃね?ってくらいボロっちくなる。
工場じゃあるまいし、これかなり安くあげてるだろ。
門構えだけ無駄に銭使いやがって、あんたいいかげん見栄っ張りやな~。
2つ。
周りを歩いてみた。
近くは割りと新しい家も多く、比較的新しめなアパートもちらほら。
(ただし農協アパートだけは半分以上空室に見えた)
田んぼは道路に面しておらず内側に入ったところにしかない。
まあこれなら悪くないか。
しかし!
通りの反対側がダメだ。
昭和40年代築のようなものすごく古いトタンの家が密集しているではないか。
こういうのを見ると貧民窟みたいでなんかイヤだ。
わたしは基本的に人のことなどどうでもいい派だが、不動産にかけてはそうではない。
不動産では「金持ちケンカせず」は正しい。
したがってその対偶である「トラブルをおこすのは貧乏人」もまた正しい。
これは避けて通るべきではないかと直感が告げた。
よくよく考えてみるとこの貧民窟から徒歩数分のところにパチンコ屋が3件もある。
加えて、徒歩でウロついているとラブホも見つけたし、何だかわからんが「韓国語」と書いてあるカンバンも見つけた。
なお、同じく徒歩圏に、あそこはボッタクリだというので会社で有名な接待つき飲み屋もある。
パチンコ屋やラブホや接待つき飲み屋が近くに1つある程度なら
「まあ商業地ならそんなこともあるさ、隣だったらイヤだけどさ」
くらいなもんだが、これはどうなんよ。
貧民窟・・・、
パチンコ屋・・・、
ああここはあれなのか。
こんなとこは絶対買わない。
不動産は現物を見ずに買うのがいかに愚かなことかが実体験でよくわかる経験だった。