湯浅さんもおっしゃっている。
「一つしか居場所がないと、そこで問題を起こしてしまい、唯一の居場所さえも失ってしまう。」
気持ちよく暮らすために、誰もが2つ以上の居場所を持つことが必要。
居場所とは、物理的なスペースというよりは、むしろ、そこで出逢う人との交流が重要だと思う。
母の居場所
1 自宅 誰からも邪魔されず昼寝できる。
2 週に二日のデイサービス お風呂に入れる。三婆?でおしゃべりできる。
3 週に一回のカーブス 他の利用者さんと挨拶、運動するとスタッフさんに褒めてもらえる。
4 週に一回の娘とランチ&買物 美味しいものを食べられる、不平不満を愚痴る。
5 週に一回の病院 ドクターや福祉車両の人に親切にしてもらう
6 今月末に<米寿のお祝い会> 伯母と<うどんをすする会>
人は誰もが、認められて安心する、これは胎児からの本能。
そこにあなたが居る事を、私は知っていますよという挨拶を
貰える場所が居場所だから、
何もしないでただ待っていれば、明日、自然にできている!というものでもなさそうだ。
勇気を出して、かかりつけの美容室を見つけるのでも良い
勉強や趣味のサークルに入るのでもいい。
もしも、部屋から一歩もでられないのなら、
部屋まで訪問してくれる人を探すのもよい。
その人が来てくれたら、いつもの部屋であっても、
違う居場所になるんじゃないかと思う。