私が小学生だったころ、ノストラダムスの大予言という地球滅亡説があって
私のクラスは、3派に分かれました。
予言を信じて、宿題もせず遊ぶ派
不安になるけど、生活は変えない派
予言を信じず、冷静で、バカにする派
先生も学校の日常も変化しなかったけど、
1999年の夏が過ぎるまで、あんがい私はビビッてました。
アポフィス (99942 Apophis)とう地球の近くの小惑星が、
2029年に地球に衝突するとNASAが2004年のクリスマスイブに発表したのを覚えていますか。
世界中で観察された101件の観測報告を元に、衝突する確率を2.2%(45分の1)と改めて
小惑星としては初めてトリノスケールを4に引き上げたとか。
衝突すれば、粉塵で長期にわたり太陽光がさえぎられ地球の温度が下がり、再び氷河期になるかも。
絶滅した恐竜の皆さんがそうだったかどうかわからないけれど
流れ星を見上げては、きれい~と、のんきな私でした。
アポフィスという名前が古代エジプトの悪神に由来するというのに。
知らぬが仏です。
知らなければ、不安な時間がすごく短くてすみます。
夜も昼も たくさんの隕石が地球に衝突して流れ星となって消えています。
地上に達してできた穴が、湖となっている場所もあるそうです。
心配なアポフィスですが、ぎりぎりのところを通過するらしく
2011年2月に、トリノスケールは0(危険性なし)に変わりました。
次の2036年の接近時にも地球と衝突する可能性があるかもしれないそうですが
小市民としては期日が近くなってから不安がりましょう。不安の先取りは、疲れますから。
その前に、南海地震が来るそうですし、さらにその前に、戦争があるかもしれない
犯罪や事故にあうかもしれないし 病死するかもしれない
毎日の暮らしを失う危険がいっぱい潜んでいます。
すべての危機から逃れられるにこしたことはないけれど、
どんなことも 受け入れる勇気と、そこから始める希望を持てますように。