上野の都美術館で開催されている「マウリッツハイス美術館展」は17日まで。
会期中、100万人の方が鑑賞するのでは、といわれているだけあってかなりの混雑でした。
同時に展示されている風景画や宗教画は、正直全く興味が無かったのですが、やはり「真珠の耳飾りの少女」は別でした。
東京はいつもこのような展覧会が催されていますが、私など田舎で暮らしている人はその為に上京するか、あるいは上京中で無いとなかなか鑑賞することは出来ません。
この混雑ぶりは在住中に見に行った「ゴッホのヒマワリ」の時よりもすごかったような気がします。
前回も書いたのですが、やっとの思いでチケットを購入したと思ったら、今度は入場制限でおよそ30分待ち。
でも、後でわかったのですが、私が退館する頃には2時間待ちだったようで、それもあの猛暑の中、外まで並びさぞ大変だったと思います。(早めに出掛けて良かった)
「真珠の耳飾りの少女」を見るのはもちろん初めて。見た瞬間は「意外にサイズが小さい」でした。
縦44.5cm×横39cmですから写真でいうと半切程度です。
でも、すばらしかった。
絵画の鑑賞でこれほどまでに心が高ぶったことはありませんでした。
感想をなんて思ったのですが、言葉がまったく見あたりません。結局、パンフに載っていた文言を引用させていただく事にしました。
************************
そのまなざしは、まるで
自分の心の奥底にまで届くかのようだ。
忘れたことにしていたこと、
思い出してはいけないこと、
さらには自分でも意識できない
深層心理にまで届くほど鋭く強く、そして冷たい
冷ややかに、こんなこと、したでしょ、
こんなこと、あったでしょ、
ほんとうは、こう思っているんでしょ、知ってるのよ、と
いわれているようで、こわい。
人々は、なかなかその絵の前を動かない。
あるいは、まなざしに射すくめられて、
動けないのだ。
***有吉玉清・作家***
会期中、100万人の方が鑑賞するのでは、といわれているだけあってかなりの混雑でした。
同時に展示されている風景画や宗教画は、正直全く興味が無かったのですが、やはり「真珠の耳飾りの少女」は別でした。
東京はいつもこのような展覧会が催されていますが、私など田舎で暮らしている人はその為に上京するか、あるいは上京中で無いとなかなか鑑賞することは出来ません。
この混雑ぶりは在住中に見に行った「ゴッホのヒマワリ」の時よりもすごかったような気がします。
前回も書いたのですが、やっとの思いでチケットを購入したと思ったら、今度は入場制限でおよそ30分待ち。
でも、後でわかったのですが、私が退館する頃には2時間待ちだったようで、それもあの猛暑の中、外まで並びさぞ大変だったと思います。(早めに出掛けて良かった)
「真珠の耳飾りの少女」を見るのはもちろん初めて。見た瞬間は「意外にサイズが小さい」でした。
縦44.5cm×横39cmですから写真でいうと半切程度です。
でも、すばらしかった。
絵画の鑑賞でこれほどまでに心が高ぶったことはありませんでした。
感想をなんて思ったのですが、言葉がまったく見あたりません。結局、パンフに載っていた文言を引用させていただく事にしました。
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そのまなざしは、まるで
自分の心の奥底にまで届くかのようだ。
忘れたことにしていたこと、
思い出してはいけないこと、
さらには自分でも意識できない
深層心理にまで届くほど鋭く強く、そして冷たい
冷ややかに、こんなこと、したでしょ、
こんなこと、あったでしょ、
ほんとうは、こう思っているんでしょ、知ってるのよ、と
いわれているようで、こわい。
人々は、なかなかその絵の前を動かない。
あるいは、まなざしに射すくめられて、
動けないのだ。
***有吉玉清・作家***
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