土曜日にmegumiという船に乗って琵琶湖に出た。
ライオンズクラブが主催する親子の環境学習だ。
近江舞子の浜から沖島へ移動する途中で、赤茶けた帯が長く連なる場所を通過した。
淡水赤潮だ。
久しぶりに見た気がする。
琵琶湖の赤潮は、ウログレナ・アメリカーナという黄色鞭毛藻類によって引き起こされる。
異なった水がぶつかり合って、下の水が上昇するところに集積する傾向がある。
以前は琵琶湖の広い範囲で見られたが、最近はかなり減ってしまった。
富栄養化防止条例が発令されたのも、1977年の淡水赤潮大発生が原因だ。
赤潮やアオコといった植物プランクトンの異常増殖に翻弄されてきた琵琶湖だが、最近は様相が変わってきた。
今では、このように赤潮を見ても、誰も騒がなくなってしまった。
次第に馴らされていうことに危惧を感じている。