DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

ブダペストから(3)

2013-08-11 22:32:49 | ButsuButsu


知らなかったなー。

ハンガリーのブダペストで、国際陸水学会が開催された。

3年に一度の総会に参加するために赴いた。

なんと言っても、日本の代表になっているので、休むわけにはいかない。

ハンガリーはきっと涼しいのだろうと思って来たのだが、毎日40℃近い気温には参った。

チャールズとナンシーも来ていた。

アメリカも暑いのだそうだ。

ブダペストにはうまい店がないと愚痴ったら、ナンシーが一緒に食事に行こうと誘ってくれた。

話半分でついて行った店が、ビストロ「Zeller」だった。

知らなかったなー。

この店が、ブダペストNO1の超人気店だったとは。

最近出来たばかりだというのに、店中にお礼の張り紙が貼ってある。



うまかったなー。



スイカの冷スープ



チキンとパスタ



若い夫婦が家庭料理を出してくれる。

雰囲気も、とても良いところだ。

ブダペストにうまい店はないというのは、全くの誤解だった。

ちなみに、zellerはハンガリー語でセロリという意味らしい。

お薦めである。

http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g274887-d4041036-Reviews-Zeller_Bistro-Budapest_Central_Hungary.html
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湖の鎮魂歌(42)

2013-08-11 17:29:04 | ButsuButsu


「おーい」と呼ぶ声がする。

7月16日の夜、遅く帰ってきて夕食をとり、トイレに行こうとしていた時だった。

時刻は、もう真夜中に近かった。

二人の男が近づいてきた。

誰だろう。

ふと立ち止まると、大きく手を振りながら走ってきた。

ジャミーとグンベの二人だった。

犬の子のように抱きついてきた二人を見て、こんな遅い時間によく来たな、という言葉を飲み込んだ。

ここはモンゴル、時間のない国だ。

同室のリチャードはすでに寝ようとしていたので、ハドのゲルへ移動した。



二人はうれしくて仕方ないという様子だ。

自分たちの状況を報告しながら、酒盛りを始めた。

その輪に、やがてガンバ夫婦が加わった。



お似合いのカップルというのだろうか、共にふくよかになっている。

子供も3人いるのだという。

捜索の話をしたら、実際に沈んだ車に乗っていた人がいると言い出した。

次の日、我々の船には、ガンバとジャミーとグンベとおじさんが乗り込んできた。



なんとこの人は、ガンバの奥さんのお父さんだった。

彼が沈んだ車の場所まで案内してくれるという。

やっと本格的な調査が始まった。
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