通りのそこかしこには、ツツジの花が盛りだ。
ツツジの漢字は「躑躅」と書くそうだ。
もとの読みは「てきちょく」で、躊躇(ちゅうちょ)と同じ意味を持つのだそうだ。
立ち去るのを躊躇するくらい美しいのだろうか。
ただ、こんな難しい字、とても書ける気がしない。
ツツジは万葉集の中でも歌われているので、古くからあった木なのだろう。
花言葉は「自制心」「節制」という。
つい数日前に地震があったネパールの国花だそうだ。
まだ、消息がつかめない友人も数名いる。
早く災害から復旧できればよいのだが。
今日は憲法記念日だ。
改憲とか護憲とかの議論がやかましいが、戦後70年間、曲りなりにも戦争に巻き込まれなくて生きてこれたことに感謝したい。
憲法改正の議論は、「躑躅」くらいの調子でよいのではないだろうか。
拙速に変えても、過去70年より良い世界が訪れるとは考えにくい。
ただひたすら平和な世界を望むだけだ。