夕方の東京駅には、そこかしこに行列ができる。
レストランでの順番待ちだ。
老若男女が忍耐強く並んでいる。
でもそれらのほとんどが、後でがっかりするのだ。
東京駅のレストランのほとんどは、高くてまずい。
こんなところで食事をするのは旅人であって、リピーターは少ない。
旅行者は、電車の待合に食事をするから、落ち着いて味わう人も少ない。
作る側も真剣に作っていないのではないのか、と思われるほどだ。
ここのチャーハンも、1000円から1500円の値段の割にはうまくない。
ただでさえうまくない東京の食事の、極め付けが東京駅に集中している。
残念なことだ。
素材はよいのだから、もう少し作り方に工夫があってもよいのではないだろうか。
また食する側にも責任があるような気がする。
厳しく査定する仕組みを作らないと、日本の食は没落する気がする。