突然の訃報だった。
大学の先輩であり、人生の先達であり、びわ湖の友人だった、武田和忠さんがなくなった。
武田さんは京都大学理学部を卒業したのち、サンヨー電気に勤めた。
その後、退社して、武田技術士事務所を立ち上げた。
学生時代にはカヌーを趣味とし、カヌーでびわ湖一周を成し遂げた。
続いて、瀬戸内海横断も行った。
1993年に、びわ湖で新しい遊びを見つけようとして「遊湖の会」を一緒に立ち上げた。
1997年には、無人ソーラーボート大会を組織し、審判委員長として参加してきた。
2008年に、NPO法人びわ湖トラストを結成したときにも、発起人・会員として加わった。
新しいことが大好きで、何事にも興味を持って取り組んでいた。
古い地図を集めることも好きで、新しい地図が手に入る度に、電子コピーを持参してくれた。
この写真に映っている板倉先生もすでに他界された。
長年の友人が次々と亡くなる。
残念なことだ。
悲しくてやりきれない。
びわ湖を大切に思い、びわ湖で遊んできた人々がいなくなることは、この湖の未来に不安が生まれる。
私にできることで、何か貢献したいと、改めて思う。