B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

新しい悩み

2006-12-24 02:00:06 | Weblog
銀座で接客の仕事を始めた。
東京へ来て以来、出会った人は皆いい人たちばかりだった。不動産屋のおじさんも、ビデオ屋のお兄ちゃんも、道を聞いた奥さんも、私を新参者と察して優しく丁寧に接してくれた。新宿で「アルタどこですか?」なんて聞くのは、旅行者以外あり得ない。                    銀座のツリー

でも仕事となると話は違う。お客さんや同僚からいろいろ注意をされたり、質問に答えたりしなければならない。関西出身の私には、標準語の言葉がとても冷たく聞こえ叱られている感じがする。お客さんへの言葉もなまりが気になって大きな声が出ない、これは初めての感覚。京都での今までの自分を振り返って反省した。一人暮らしの学生さんにもっと優しくしてあげれば良かった、きっと彼らは私よりも若い分、ずっと心細かったに違いない。
でも……考えてみたら、私の周りにも標準語を話す友達はたくさんいる。お芝居のセリフも全部標準語で書くし、テレビや映画でも標準語ばかり。関西弁と同様に標準語には慣れ親しんでいるはず。じゃ、なぜ叱られているみたいに感じるかというと、ただ仕事や人に慣れていないだけだ。だってまだ一週間しか経ってないのだから。とても単純なことだった。
そう思うと少し安心。明日は堂々と大きな声を出そうと、小学生のような目標を立てている。