先日の公演で本を読んだ男たちの集まりがあった。
毎回公演の後に、借りたものを返したり、渡すものを渡したり、言うことを言ったり、する為に集合する。
先日、送別会で旅立った柴ヤオくん以外の
『本を読む男』のキャストの皆さん、
年下なのになぜか「さん」づけで呼んでしまう瓜竜さん、
いつも申し訳なさそうにしている築地くん、
常に周りの状況を気にかけている康太郎くん、
それらの様子にケラケラ笑っている石川さん、
と私の5人。
今回の台本はもともと人に頼まれて書いたもので、
その企画が頓挫し、いわゆる「おくらいり」になるはずだったところを、
いろんな偶然と気持ちが重なって上演することになった。
4月の公演が終わり、なかなか気持ちを切り替えることが出来なかった私を、
キャストの皆さんの言葉が引っ張ってくれた。一人じゃ何もできない…。
でもその分、課題もたくさん見つかって、
それを思うと、「上演出来て良かった」とか呑気なことを言っておられず、
どうすれば次に生かせるのか…今はただただノートに書き留めて、
決して忘れない様に、次に繋げていけるように頭を悩ませるばかりです。
ほとんど初対面の状態で稽古を初めて、期間は丸一か月取れなかった。
お互いの環境を考えると恐らく、今後同じ顔触れでお芝居を作ることは難しいと思う。
それは私だけでなく、全員が口には出さないけれど内心では感じていたことで、
でも帰り際、康太郎くんが「またこのメンバーで芝居やろうよ」と言っていた。
それは一瞬のことかもしれないけれど、
その時は全員がそうなればいいと思った気がして、
内側のことだけ言わせてもらえれば、
そんな気持ちで解散できることは、
きっととても幸せなことだと思う。
……思い返してみると、なんだか駆け抜けた一か月だった。
高校球児たちの夏はこれからが山場だけど、
私の夏はもう終わった気がしている。
毎回公演の後に、借りたものを返したり、渡すものを渡したり、言うことを言ったり、する為に集合する。
先日、送別会で旅立った柴ヤオくん以外の
『本を読む男』のキャストの皆さん、
年下なのになぜか「さん」づけで呼んでしまう瓜竜さん、
いつも申し訳なさそうにしている築地くん、
常に周りの状況を気にかけている康太郎くん、
それらの様子にケラケラ笑っている石川さん、
と私の5人。
今回の台本はもともと人に頼まれて書いたもので、
その企画が頓挫し、いわゆる「おくらいり」になるはずだったところを、
いろんな偶然と気持ちが重なって上演することになった。
4月の公演が終わり、なかなか気持ちを切り替えることが出来なかった私を、
キャストの皆さんの言葉が引っ張ってくれた。一人じゃ何もできない…。
でもその分、課題もたくさん見つかって、
それを思うと、「上演出来て良かった」とか呑気なことを言っておられず、
どうすれば次に生かせるのか…今はただただノートに書き留めて、
決して忘れない様に、次に繋げていけるように頭を悩ませるばかりです。
ほとんど初対面の状態で稽古を初めて、期間は丸一か月取れなかった。
お互いの環境を考えると恐らく、今後同じ顔触れでお芝居を作ることは難しいと思う。
それは私だけでなく、全員が口には出さないけれど内心では感じていたことで、
でも帰り際、康太郎くんが「またこのメンバーで芝居やろうよ」と言っていた。
それは一瞬のことかもしれないけれど、
その時は全員がそうなればいいと思った気がして、
内側のことだけ言わせてもらえれば、
そんな気持ちで解散できることは、
きっととても幸せなことだと思う。
……思い返してみると、なんだか駆け抜けた一か月だった。
高校球児たちの夏はこれからが山場だけど、
私の夏はもう終わった気がしている。