「筋が通ってないねん!」って言って目が覚めた。どんな夢だったんだろう。いい夢ではなかったと思う。劇作でも生活でも筋を通すことは大切で、難しく。それは夢の中でも同じみたい。
携帯電話をなくして誰とも連絡が取れない不安定なこころが夢の中に表れたのかもしれない。
連絡が取れないときほど緊急事態は起こるもので、今日、遅れて稽古場へ行ったら鍵が閉まっていてみんなが立ち往生していた。確認しておかなかったせいで、申し訳ない。
中止にするかどうかで悩みもしたけれど、私は稽古場のスペアキーを取りに遠くの保管所まで自転車で走った。
些細なことほど全体の士気にに関わる、こういうときほど絶対中止にしちゃいけない、待たせてしまった分いい稽古にしようって思いながらペダルを踏み込んだ。すると思うより早くスペアキーを手に入れる事が出来た。
まだ読みあわせの途中だけどますます呼吸が合ってきた「箱の中の4人」は5/13(火)から。ご予約受付中です!
写真は4/26(土)に開かれる朗読の会の稽古。
すっかりお馴染みになった深水三章さん主宰の朗読の夕べの読みあわせ。
今回は新作を書いたので、絶対私が信頼してる役者さんに読んで欲しいと、何度もB.LET’Sに出演してくれてる山崎ゆりかちゃんに出演をお願いした。
この朗読会で度々読んで貰っている京都の話「昔の景色」と、新作の大阪の漫才師の師匠と弟子の話「舞台袖にて」、関西弁の物語を2つ上演する。
ゆりかちゃんは「昔の景色」のオリジナルキャスト、彼女の透明感とやわらかな声をイメージしながら書いた。
「舞台袖にて」は深水さんが絶対おもしろくしてくださる事を信じて書いた作品。で、信じて良かったと思わせてもらえた作品。思わず笑ってしまった。読みあわせが終わったゆりかちゃんが「ええ話やなあ…」って言ってくれて、「ええ子ぉやなあ…」って思った。
最近は再演が続いていたので、短くても新作を上演できることがとても嬉しい。書いたものが具体的になって人に伝わっていくこの嬉しさって他にないって思う。
深水三章&ゆりかの関西弁朗読の夕べは4/26(土)。生活でも劇作でも夢の中でもできるだけ筋を通したいと思う。