平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

滑走路

2020年12月08日 23時54分34秒 | 映画・ドラマ・アニメ
11月29日の日曜日に観た映画の3本目は、「滑走路」。
萩原慎一郎とういう詩人の同名の詩集が原作ということで、
詩集が原作で映画?ってどういうこと??という興味。
イジメや非正規雇用という今の時代にマッチしたテーマというのが
どう映画になっているのか?という点にも惹かれ観ることに。
先週封切りだったが、スケジュールの関係で観れなかった1本だ。


内容は、32歳で命を絶った夭折の歌人・萩原慎一郎のデビュー作にして遺作となった歌集を原作に、
現代をもがき生きる人々の苦悩と希望をオリジナルストーリーで描いた人間ドラマ。
厚生労働省の若手官僚・鷹野は、激務の中で仕事への理想を失い、無力な自分に思い悩んでいた。
そんなある日、非正規雇用が原因で自死したとされる人々のリストが、NPO団体によって持ち込まれる。
追及を受けた鷹野は、リストの中から自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、彼が死を選んだ理由を
調べ始める。一方、将来への不安を抱える30代後半の切り絵作家・翠は、子どもを欲する自身の思いを自覚しながらも、
夫との関係に違和感を抱いていた。また、幼なじみを助けたためにイジメの標的となった中学2年生の学級委員長は、
シングルマザーの母に心配をかけまいと1人で問題を抱え込む。それぞれ悩みを抱える3人の人生は、やがてひとつの道へと
繋がっていく。


3つの話が並行して進んでいき、まあ中学生の話は登場人物の若い頃とすぐ分かるが、官僚が中学生の誰なのかは
思っていたのとは違っていた。自死青年は同級生だったのかと途中で気付く。切り絵作家の話がいるのかなあと
思いつつ。生まれてくる命、自分で絶った命。命のことを考えると、こっちの話も必要だったりするのかと。
官僚と亡くなった青年との関係がわかると、そうだったのかと驚きとともに彼が不眠に悩まされているのは、
仕事の激務だけではないのがわかる。それにしても嫌な上司だね。まあ絶対こういう人いるけどね。
観終わった後に、やはり原作となった萩原信一郎の詩集を読みたくなったのはいうまでもない。
生活感が溢れ、苦悩ややりきれない思いを綴った詩集なんでしょうね。









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