平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

ドライブ・マイ・カー

2021年08月22日 23時59分54秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、名古屋で映画を2本観ました。最初に観たのは「ドライブ・マイ・カー」。
これは事実を基にした映画ではない。しかし、原作が村上春樹であることや、
カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、ほか、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、
エキュメニカル審査員賞の3つの独立賞も受賞したこともあり、興味があり、
観ることを決めていたのだ。


内容は、村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に収録された短編「ドライブ・マイ・カー」を、
「偶然と想像」でベネチア国際映画祭銀熊賞を受賞した濱口竜介監督・脚本により映画化。
舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を
残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、
愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、
家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。


まず、原作が短編と知った時は驚いた。短編を3時間近い映画にしたのかという驚きだ。なので、
原作にないところがあったりするし、内容も変えてあるところがある。自分は原作を読んでいない状態で
映画を観たのだが、村上春樹の作品っぽさを、うまくスクリーンで表しながらも、村上春樹作品なのに、
内容がわかりやすく、ひとつの映画としてはよく出来上がっていると感じました。しかし、これが原作を
知っていて、しかもハルキストだったりした場合、この映画にどんな評価をつけるのかなあとか、つい
考えてしまう。マニアになればなるほで色々思い入れがあるので・・・。それは、さておき映画としては、
3時間近い長い映画で、しかも村上作品となれば、下手したら理解不能で退屈となりかねないんではと
若干思っていたが、すっかりストーリーに引き込まれて、3時間にして早いくらいに感じたほど。ここら
辺は、さすがカンヌの脚本賞だ。原作と違うてんはあるだろうが、話としてはよく出来上がっていると思う。
それぞれの人生を錯綜させながら、自分の人生を考えていく感じのところがグイグイ引き込んでいく。






人気ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする