平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

ユダヤ人の私

2021年12月03日 23時59分10秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の日曜日、永ちゃんのライブに行く前にも、映画を1本観ました。
観た映画は、「ユダヤ人の私」。こちらの映画はホロコースト生存者の
ユダヤ人の証言が中心の映画なので、もちろん事実に基づいているので、
観ることに決めました。それにしても、ホロコーストを題材にした映画の
なんと多いことかと思うし、それだけ忘れてはいけない記憶なんでしょうね。


内容は、ホロコースト生存者マルコ・ファインゴルトの証言を記録したドキュメンタリー。
1913年にハンガリーで生まれオーストリアで育ったユダヤ人のマルコ・ファインゴルトは、
1939年にゲシュタポに逮捕され、アウシュビッツを含む4つの強制収容所に収容された。
終戦後は10万人以上のユダヤ人難民をパレスチナへ逃し、自身の体験とナチスの罪、
ナチスに加担した自国オーストリアの責任を70年以上にわたって訴え続けた。彼の数奇な
人生を通し、反ユダヤ主義がどのように広まりホロコーストにつながったのかを、世界各国の
貴重なアーカイブ映像を交えながら描き出す。ナチス宣伝相ゲッベルスの秘書ブルンヒルデ・ポムゼルの
証言を記録した「ゲッベルスと私」に続く「ホロコースト証言シリーズ」の第2弾。


実に2019年に106歳で亡くなるまで、自身の体験とともに反ユダヤ主義がどのように広まり、
ホロコーストにつながったかを語り続けたというマルコ・ファインゴルト氏。この映画出演も、
彼にとっては、亡くなってからなお語り続けられる手段としては、最高のタイミングだった
のかもしれませんね。主軸は、彼の語り。インタビューではなく、彼が一人でカメラに向かって
語っていくスタイル。その話の内容にそったアーカイブ映像が挿入されていくという感じだった。
ひたすらに、その体験の重さに聴き入る時間。スクリーンに映る彼の顔に刻まれた皺の深さが、
まるで心の傷の深さのようにも見える。言葉の重みを感じました。


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