平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

梅切らぬバカ

2021年12月01日 23時59分48秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の土曜日、2本目に観た映画が「梅切らぬバカ」。
自閉症の男性を持つ男性と母親の物語、フィクションではあるが、
監督は、以前独り暮らしの自閉症の男性とりあげたドキュメンタリー映画に関わり、
その中で近所の人とのことや母親とのことが気にかかり、その経験を基に
この映画ができているので、ある意味、事実に基づいているとも言えるだろう。
また、介護の仕事をしているせいか、こういう映画は観てしまうんだよなあ。


山田珠子は古民家で占い業を営みながら、自閉症の息子・忠男と暮らしている。
庭に生える梅の木は忠男にとって亡き父の象徴だが、その枝は私道にまで乗り出していた。
隣家に越してきた里村茂は、通行の妨げになる梅の木と予測不能な行動をとる忠男を
疎ましく思っていたが、里村の妻子は珠子と密かに交流を育んでいた。珠子は自分が
いなくなった後のことを考え、知的障害者が共同生活を送るグループホームに息子を
入れることに。しかし環境の変化に戸惑う忠男はホームを抜け出し、厄介な事件に
巻き込まれてしまう。


自閉症の方を取り巻く、環境がリアルに描かれている。そう、なかなか近所の理解とか
ないかもしれないんですよね。まあ、とくぬ都会とかはそうだと思いますし。グループ
ホームへの反対運動は苛烈ですね。でも、実際そうなんだろうなあと思う。行政が一緒に
解決しようとかじゃなくて、とおり一篇の対応しかしないところがリアル過ぎる。結局、
グループホームを運営する人達が頑張るしかないという。ストーリーとしても、めでたく
終わる感じじゃなくて、結局課題山積みのまま終わってしまうところが、リアルといえば、
リアルだ。自閉症等の方の問題は、ご家族が抱え込んでしまうことが多い。自閉症と言って
もみんな同じではないので、それぞれに特徴もあるので、グループホームに向かいない人も
いると思うしね。なかなか、解決策は簡単には見つからないのが現実だ。






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