平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

マゴーネ 土田康彦「運命の交差点」についての研究

2023年06月13日 23時59分13秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の土曜日、崎山蒼志のライブの前にセンチェリーシネマで1本映画を観ました。
観たのは、「マゴーネ 土田康彦「運命の交差点」についての研究」。この映画は、
ドキュメタリー映画だったので、観ることに決めていました。ちょうどこの日は、
田邊アツシ監督と土田康彦さんが登壇する舞台挨拶もあったので、ラッキーでした。



内容は、世界的に活躍するベネチアンガラス作家・土田康彦の創作に迫るドキュメンタリー。
水の都ベネチアで約1000年にわたって受け継がれ、多様な色彩と高い装飾性で
知られるベネチアンガラス。熟練のガラス職人が集うムラーノ島にスタジオを構える
土田康彦は、独自の哲学と日本の美を吹き込んだ作品で世界中から注目を集めている。
映像作家・田邊アツシが8年間にわたって取材を続け、その作品と創作活動を追う。
また、ベネチアの名店「ハリーズ・バー」で調理師として働いた経歴を持ち、一流の
料理家としての面も持つ土田にとって、料理はガラス工芸と表裏一体をなす。自ら
制作した美しいガラス食器に料理を盛りつけ、フェンシング選手、映像作家、
ミュージシャンなどさまざまな悩みや葛藤を持つ来訪者たちを温かくもてなす姿も
映し出していく。


この映画を観るまでは、失礼ながら土田氏のことは知りませんでした。私が知らないだけで、
世界で活躍する日本人は数多くいるのでしょう。ドキュメンタリーと言っても、ありがちな
インタビューと映像を繋いでいくと言った感じではなく、日常を映し出していく感じである。
その日常の中に人との出会いが、大きくクローズアップされる。ベネチアンガラスの作成に
その出会いが影響を及ぼしているのが興味深いところである。料理人でもある彼が作る料理も
美味しいそうで、その料理で来訪者をもてなすシーンも印象深い。一番印象深いのは、おおよそ
ガラス職人とは関係なさそうな、フェンシング選手との交流かな。奥さんの骨壺を依頼した男性の
話しも印象的だった。全編にガラスを叩いて鳴らしている音がしていて映像にピッタリだった。


上映後に舞台挨拶、トークショーが開かれました。

監督、ご本人ならではのこの映画に対する思いであったり、土田さんのベネチアンガラス作成に関する
考えであったり、色々とお話しくださり、とても良かったです。小さいお子さん連れで観に来ている親子を
見つけ、小さい子供さんに観て欲しかったから嬉しいとお二人とも喜び、どんな感想なのかとワクワクしている
感じが微笑ましかった。こんな綺麗な映像と音の映画を観たお子さんはどう思うのだろうか、感性豊かな
子供さんと観るのも良いかもしれませんね。







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