平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

母の聖戦

2023年01月29日 23時59分08秒 | 映画・ドラマ・アニメ
昨日は、映画を名古屋で2本観て、地元に帰ってきて1本。計3本の映画を観ました。
1本目は、センチェリーシネマで「母の聖戦」を見ました。この映画は、実話を基に
しているということで、観ることにしました。こういう映画は、伏見ミリオン座で
上映することが多いのですが、たまにセンチェリーシネマでも上映するんですよね。
パルコ内にあるので、若い人向けの映画のほうが多いかなという印象。ここで観るのは
音楽とかカルチャーのドキュメンタリーが結構多いしね。今回のような重い内容は
珍しいほうだと思う。


内容は、誘拐ビジネスが横行するメキシコを舞台に、我が子を取り戻すべく奔走する
母親の姿を、実話をもとに描いた社会派ドラマ。
メキシコ北部の町で暮らすシングルマザーのシエロは、10代の娘ラウラを
犯罪組織に誘拐されてしまう。犯人の要求に従って身代金を支払うも娘は返してもらえず、
警察にも相手にされない。自らの手で娘を救うべく立ち上がったシエロは、軍の
パトロール部隊を率いるラマルケ中尉と協力関係を結んで調査していく中で、誘拐ビジネスの
血生臭い実態を目の当たりにする。


実話が基になっているので、派手な演出はないが、そのほうがリアリティがある感じですね。
メキシコは治安が悪いイメージではあるが、こんな誘拐ビジネスがあるとは。しかも誘拐
されている数がハンパなさそうである。組織も幾つかあるのであろうし。母親が勇敢にも
戦いを挑むが、その背景には警察に通報しても何もしてくれないし、通報が組織にばれると
子供が殺されるからだ。ようは警察は頼りにならんのだ。それにしても、たまたま軍に
直談判して協力者を得ることができたので良かったが、その軍人も異動になったのは、
幾つかの組織を暴いたためだとしたら、やりきれない。組織の人間の身勝手な論理を聴くと
腹が立つし、周りもそんな論理に下手に手出ししないほうが良いという風潮になっている。
公式ホームページを見ると、当初はドキュメンタリーで撮っていたが、検問を受けている
と感じたとなっている。さらにモデルとなった母親は麻薬カルテルで加害者側になって
しまったとか。映画の中にも娘を捜索しているボーイフレンドが、誘拐した組織の対立
組織に入って探ろうとして、入った組織の犯罪で警察に捕まってたり、なにが善で、
なにが悪なのかわからない世界である。ちなみモデルとなった母親は、自宅前で殺された
そうである。恐ろしい現実だ。











全般ランキング

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「展覧会 岡本太郎」に行って... | トップ | 戦場のメリークリスマス(4K... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画・ドラマ・アニメ」カテゴリの最新記事