昨日は、岐阜にNakamuraEmiのライブに行く前に、午前中は伏見ミリオン座で映画を観ました。
観た映画は、「流麻溝十五号」です。この映画は、実在した複数の人物を3人の女性に
投影して描いた映画なので、事実に基づいていると言えるので観ることにしました。
台湾国民政府による恐怖政治下で戒厳令が敷かれていた「白色テロ」時代に、政治犯収容を
目的とした教育施設と監獄のある緑島で生きる女性たちの姿を描いた映画となります。
1953年、政治的弾圧が続く台湾では、罪を課せられた者は思想改造および教育・更生の
ため緑島に収監されていた。連行された者は名前ではなく番号で呼ばれ、重労働を強いられた。
純粋な心を持ち、絵を描くことが好きな高校生のユー・シンホェイ。子どもが生まれて
間もなく投獄された、正義感の強い看護師イェン・シュェイシア。妹を拷問から守るため
自ら囚人となったダンサーのチェン・ピン。次々と迫る不条理に対しても考えることを諦めず、
台湾語、北京語、日本語などさまざまな言語を駆使しながら日々を生き延びようとする
彼女たちだったが……。
島での過酷で、不条理な生活が描かれているが、何故彼女たちが島に送られた来たのかを
しっかり描いて欲しかったかなあ。断片的に捕らえられた時のエピソードが出てて来るが、
ちょっと弱いかな。しっかり描いて、そこに不条理さがあるなら明らかにして欲しかった。
この手の収容所の話は、どの国でも一緒で不条理ばかりだ。アウシュビッツが一番よく
描かれ過酷なので、それに比べると自由はあるが、そのぶんお互いの人間関係が複雑に
なっている感じはしますね。なので、誰かがスパイとか密告とかがあるようになるでしょうね。
自由なイメージがある台湾でも、こういうことがあったとは知りませんでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます