平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

はるヲうるひと

2021年06月08日 23時59分08秒 | 映画・ドラマ・アニメ
日曜日、安城でのT-BOLANのライブの前に名古屋に行って映画を2本観ました。
一本目に観たのは、「はるヲうるひと 」です。
監督が佐藤二朗だったことが、観ようと思った最大の理由だった。
彼は確か名古屋市出身なので、地元出身だからというのもあるし、
普段のユーモラスな彼からは、思いもつかない役柄みたいだったというのもあります。


内容は、その島には至るところに置屋が点在し、本土から日に2度来る連絡船が島への客の
往来の足となっている。島に暮らす人びとはこの閉塞された島で一生を過ごし、女たちは
客からの話を聞いて「外」への思いをはせ、男は女たちの多くが抱く夢を一笑に付して島に
留まらせる。ある置屋の3兄妹。店を仕切る長男の哲雄は凶悪な性格で恐れられ、
こびへつらう次男の得太を子分のように従えている。長女のいぶきは、長年患っている持病で
床に伏している。この置屋で働く4人の個性的な遊女たちは、女を売る家で唯一女を売らず、
誰よりも美しいいぶきに嫉妬していた。


何でしょうね、観終った後のなんとも言えない感じ。感動とかそういうものではない。
映画自体も、凄い生々しい感じの映画だった。人間臭いとでも言おうか・・・。
それぞれがどうにもならない日々の生活の中で、生きている中で何かを求めて生きている。
絶望的とも言える生活の中でも、フッと息を抜くようにある笑いを誘うシーンが
あったかと思えば、その笑いが氷つくシーンに一転してなったりと、
それは自分たちの日常でもあるようだ。3人の兄妹の鬱屈した愛の形が、異様だ。
長男、次男を演じる佐藤、山田の演技も鬼気迫っていて迫力が半端ない。
そうそう、映画ではとある島が舞台だがロケは愛知県南知多町でやったんだね。
冒頭にタコが出てくるシーンがあって、ひょっとしたらと思ったらやっぱりだった。
ユーモラスなイメージの佐藤だ、ここまで冷酷なキャラが出来るとはね‥。さすが。
人間臭さいっぱいの映画。好き嫌いはあるかなぁ、あんまり若いカップルとかで
観る映画ではないしね。











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