平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

海の沈黙

2024年11月27日 23時59分00秒 | 映画・ドラマ・アニメ
月曜日、地元の映画館のハッピーマンデーで、「海の沈黙」を観て来ました。自分の
中では、先週封切りでは一番注目の映画でしたが、田舎の映画館では観客は、自分と
後1人のみ。マジか!と思ってしまいました。この映画は、もちろん事実に基づいた
映画でもドキュメンタリーでもありませんが、倉本聰の原作・脚本で、豪華な俳優陣。
これは、観るしかないといった感じなんですけどね。昭和時代の人なら、モッくんと
キョンキョンが共演してるじゃないか!と驚くところです。


内容は、世界的な画家・田村修三の展覧会で作品のひとつが贋作だと判明する事件が起こる。
事件の報道が加熱する中、北海道・小樽で女性の死体が発見される。このふたつの事件を
つなぐ存在として浮かび上がったのが、新進気鋭の天才画家と称されながら、ある事件を
きっかけに人びとの前から姿を消した津山竜次だった。かつての竜次の恋人で、現在は
田村の妻である安奈は小樽へ向かい、二度と会うことはないと思っていた竜次と再会を果たすが……。


真の芸術、美とはなんなのか。そんな問いを感じさせる物語。本物の芸術って何なのかは、
非常に難しい問いだ。絵画や音楽は相対的なモノにも感じる。事実、現在世界的に
有名な画家でも、本人在命中は世間的に認められず亡くなってから、その素晴らしさが
わかるパターンは多数。世間は認められた〇〇作となれば、したり顔で素晴らしいと
評価するものだ。それでもなお真の美を追求する竜次の姿は、ある意味純粋であり、
ある意味狂気を感じさせる。その周りの人間も癖強い人が多いせいか、観ていて、
ちょっと疲れを感じさせる。その辺、昭和のドラマ感があったりするのかなあと感じた。
昭和世代には、たまらない豪華キャストになっているので、そこだけでも見る価値はあるかも。








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