昨日、午後安城で渡辺貞夫カルテットのライブが終わって、豊橋に戻るとちょうど夕食時。
車を停めた駐車場から、近いこともあって一度は行ってみたかった「きく宋」に行ってきました。
「きく宋」は江戸時代の文政年間に創業、実に200年以上続く老舗になり、ミュシュランプレートも獲得。
豊橋駅からちょっと離れていますが、お昼時は行列ができることもあるとか。
吉田宿の宿場町の東海道沿いにあったお店で、なんと夏目漱石の「坊ちゃん」にも出てくるとか。
夜は並ぶことはないのか、席の用意出来るとすぐに呼ばれました。メニューは基本、菜めし田楽定食のみ。
あとは、単品。なので菜めし田楽定食と単品から揚げ豆腐をオーダー。
少し待っていると、やってきました。
しっかりと味噌だれがかかっている田楽。味噌だれは八丁味噌ベース。
お豆腐は、自家製の豆腐です。
菜めしは、大根の葉を炒らずに(生のまま)白米に混ぜているのが特徴。
ちなみに田楽は菜めしの上で食べるのですが、なんか崩れるぞと思ったら、
やり方が書いてありました。
この通りやると、崩れずにできました。
味噌は濃厚ですが、まろやかで美味しいです。見た目辛そうですが、
逆に甘みがあるくらいです。爽やかな菜めしに絶妙にあいます。
ちょいと遅れて、揚げ豆腐もやってきました。
ころもが薄く、豆腐の味がしっかりします。
外側は香ばしい感じ。
美味しくいただいてお茶を飲んでいると、スタッフがなにやら持ってきます。
あれ?なんでまた揚げ豆腐?
「先ほどの揚げ豆腐は少し焦げがあったので、かわりのを持ってきました。」
「え?もう食べちゃったけど・・・。」
「まだ、食べれます?」
「全然、食べれるよ。」
そんなわけで、揚げ豆腐2皿目。
もちろん、無料ですよ。
食べ比べると、こちらのほうが豆腐の味がドーンきますね。
なんか食べたことあるなあと思ったら、厚揚げみたいな感じの食感。美味。
そんなこともあり、200年以上続く伝統の味を味わい満足でした。
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