ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

混沌とした世相を振り返って

2009-04-29 04:40:53 | 徒然なるままに
今日から連休が始まる。
世相を反映してか、今ひとつパッションに欠ける気がする。
毎月、多くの工場が生産調整として休みが増えている事もゴールデンウイークという言葉の輝きを鈍らせている。
これも混沌とした世相を映し出しているのかもしれない。

今日は今一度、生活のONとOFFを切り分けて、徒然なるままに、この世相に対する思いを真摯に書きとどめてみたい。

二宮尊徳の
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」
という言葉がある。

不況といわれる世相を振り返れば、新聞を賑わす不祥事や、道徳のかけらもない投資銀行の錬金術…金融工学とは合法的な詐欺行為かとも残念ながら思えてしまう昨今。
道徳なき経済は犯罪と切り捨てた二宮尊徳の言葉から世界を見ると、働く事、生きる事のプライドとは何かが、問われている時かもしれない。
虚構の金をかき集めた高収入に引き金を引かれた社会の惨状。「世のため、人の為」とは古風な言い方かもしれないが、世の中への有益なアウトプットがない限り、世に巣食う癌細胞と同じだろう。

「道徳は実利に結びつく」 これは松下幸之助の言葉。
道徳を忘れたら犯罪者。お金だけがクローズアップされるニュース…偽ものだらけの世の中。
もう一度原点に立ち返って全てを見つめ直す時が今だろう。

ビジネスのPrincipleは、[Partner and Customer and Social Satisfaction]。
多くの会社が掲げる企業理念には大なり小なり、このエッセンスが根底にあるが、真にこれが根付いているのかが混沌とした世相からビジネスに対する問いかけだと思う。