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バアソブ・1~東光寺第一緑地

 キキョウ科ツルニンジン属の「バアソブ(婆そぶ)」。ジイソブと呼ばれるツルニンジンよりやや小振りで花筒は長さ2.5センチほど。“そぶ”とは木曽地方の方言で“そばかす”の意味で花冠の内側の赤紫色の斑をそばかすに見立てている。これは東光寺第一緑地のもの。
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ヤマトラノオ・1~開花

 36年前の昭和60年8月12日、羽田空港を飛び立った日航123便が機体後部圧力隔壁破損による垂直尾翼の脱落で航行不能となり群馬県の御巣鷹山に墜落した。私は当時、神戸市に住んでいて午後9時のニュースで事故を知った。カタカナの乗客リストに同じ職場の女性の名があり、まさかと思って同僚に電話したらやはりその女性だった。19歳の彼女は高校時代の親友2人と“仲良し3人娘”で2泊3日の東京ディズニーランド見物を計画し、旅行の数日前にやっと切符が手に入って初めての飛行機旅行だった。遺品のフィルムにはディズニーランドでのスナップや搭乗直前の3人の写真が写っていた。
 その2年後、私は東京に転勤しある役員の秘書になった。その時に聞いた話では、役員は当日123便に乗る予定だったが、私の前々任の秘書が役員の東京予定と大阪予定のタブルブッキングというミスを犯して、止む無く役員が東京に残ることになり事故を免れた。
 123便に乗られていた歌手の坂本九さんはいつも全日空を利用していたが、この日はお盆休みの混雑で全日空のチケットが取れず止む無く日航を利用した。享年43歳だった。今、日航に“123便”は無い。犠牲になられた方々に改めてご冥福をお祈るするとともにご遺族には心よりお見舞い申し上げたい。
 写真は小宮公園で見られる「ヤマトラノオ(山虎の尾)」。オオバコ科(←ゴマノハグサ科)クワガタソウ属の多年草で草丈は80~90センチ。本州~九州の山地に生育し8~9月に茎頂に総状花序を付ける。ひとつの花は長さ5ミリほどで花冠は4裂している。“虎の尾”の名を持つオカトラノオヌマトラノオはサクラソウ科でありヤマトラノオとは違う仲間。
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