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アオノリュウゼツラン・3~花

 南大沢駅付近の“輪舞橋”から見られる「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の多年草で数十年に一度開花してその後は枯死する一回結実性植物。図鑑などで見ると背丈は4メートル以上に伸びて満開になっている姿があるが、ここではせいぜい2メートルほどで下部の花は既に終り掛けている。どうやらこれ以上は高くならないようだ。数十年に一度というのでもっと華やかな花を想像していたがやや期待外れ。
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アキカラマツ・1~よこやまの道

 “よこやまの道”で咲き始めた「アキカラマツ(秋唐松)」。キンポウゲ科カラマツソウ属で日本全土の山野に普通に生育する。草丈は1メートルほどになり茎の上部に円錐花序を多く付ける。ひとつの花の大きさは直径8~9ミリで花弁のような萼片は開花後すぐに落ちる。雄蕊は長く10~15本あり雌蕊には花柱が無く柱頭が子房に直接付いている。
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ネムノキ・4~果実

 マメ科ネムノキ属の「ネムノキ(合歓木)」。初夏に10~20個の小花が集まった頭状花序が枝先にたくさん付いて長い薄紅色の雄蕊が目立つ。冬に葉がすべて落ちた枝にポツリポツリと果実の莢が付いているのを見ていたが、花数の割には果実が極端に少ないと思っていた。ネムノキの頭状花序には1本だけ蜜がある少し長い頂生花がありその周りにはたくさんの側生花がある。初めはこの頂生花だけしか結実しないと考えたが、先日、ひとつの花序に複数の果実が出来ているのを見たので、側生花も結実するのを確認した。その際に枝先にある花序に果実が見えなかったので、花序の位置によって不稔になるのかと考えたが、この写真で枝先の花序にも果実が出来ているのが確認できた。結論としてはネムノキは花序の中の頂生花も側生花も結実し、枝の途中や枝先の花序でも結実する。
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