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マツバラン・1~大塚東公園

 大塚東公園外周の石垣に生えている「マツバラン(松葉蘭)」。ランの名を持つがシダ植物でマツバラン科マツバラン属。草丈は10~15センチで茎の半ばから次々に二股に分かれていく。この姿が箒に似ていることから「ホウキラン(箒蘭)」の名もある。茎の先端部の側面には粒々の胞子嚢群が見える。亜熱帯~熱帯地方中心に分布しているが日本にも自生しているようだ。江戸時代以降園芸植物として盛んに栽培されており、おそらくこれはどこかの庭から逸出したものと思われる。
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スズメノヒエ・1~上柚木

 上柚木優先分譲地協力公園の野原に生えている「スズメノヒエ(雀の稗)」。イネ科スズメノヒエ属の多年草で陽当たりの良い草地に生育する。草丈は50~60センチで茎の先に長さ5センチほどの花序を付ける。小穂は楕円形で黒紫色の柱頭と黄色い葯が見える。後方にあるのは外来種のシマスズメノヒエで、葯は柱頭と同じく黒紫色になる。この公園では圧倒的にシマスズメノヒエが多いが、在来種のスズメノヒエも何とか頑張っている。
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