goo

番外編・3~高尾山パラリンピックモニュメント

 今日からパラリンピアン達による熱戦が始まった。日本選手団は金メダル20個を目標にしているが、メダルの色に拘らず自分の持てる力を出し切って欲しい。
 せっかくなのでパラリンピックの歴史について触れておこう。その起源は第2次世界大戦で負傷した兵士のリハビリとして1948年ロンドン五輪に合わせて病院で行われたスポーツ大会に遡る。その時の種目は車いすアーチェリーで参加者は16名だったという。1952年に国際大会となり、その後五輪の年に同じ地で開催したいという希望が叶えられ1960年のローマ五輪後に第1回パラリンピックが開催された。1964年東京五輪では下半身麻痺を意味するパラプレジア(paraplegia)とオリンピック(olympic)を組み合わせた“パラリンピック(paralympic)”の造語が生まれ、その翌年には日本障がい者スポーツ協会が発足している。1988年ソウル大会からパラリンピックが正式名になり、もうひとつの(パラレル=parallel)五輪という意味も持つことになった。
 高尾山頂では4月14日にオリンピックシンボルのモニュメントが設置されていたが、今はパラリンピックシンボルの『スリーアギトス(three agitos※)』モニュメントが設置されている。この日は幸いにも遠くに夏の富士山が見えた。
 ※:agitoはラテン語で『私は動く』の意味で赤・青・緑の三日月形を組み合わせパラリンピックのシンボルマークとなっている。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )

シギンカラマツ・1~片倉城跡公園

 片倉城跡公園の山道で見られる「シギンカラマツ(紫銀唐松)」。キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で山地の林内に生育する。草丈は50~60センチで夏に茎先に複散房花序を出し純白の雄蕊が目立つ花を咲かせる。花径は1センチほどで4枚の萼片は開花後すぐに落ちる。
コメント ( 14 ) | Trackback ( )

コヒガンバナ・1~開花

 8月下旬には咲き始める「コヒガンバナ(小彼岸花)」。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で花期はヒガンバナよりも1ヶ月ほど早い。ヒガンバナは古来に中国から持ち込まれその後日本全土に拡がったが、最初に持ち込まれた1株が3倍体で種子が出来なかったため株分けによって増えていったことになる。つまり日本のヒガンバナのほとんどがクローンで同じ遺伝子を持っているためソメイヨシノのように同じ時期に一斉に花を咲かせる。一方、このコヒガンバナの染色体数は2倍体であり結実して種子が出来る
コメント ( 10 ) | Trackback ( )